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メゼレイン
メゼレイン(mezerein)は12β-ヒドロキシダフネトキシンのキサントフィル酸エステルである。メゼレインは動物実験において抗がん活性を示す〔H. H. J. Hager, F. v. Bruchhausen: ''Hagers Handbuch der pharmazeutischen Praxis''. Bd. 2, Drogen A-K, S. 503–505, Birkhäuser-Verlag, ISBN 3-540-61618-7.〕 。 1970年に、ジンチョウゲ属 (''Daphne'') 植物セイヨウオニシバリ (''Daphne mezereum'')から単離・構造決定された。メゼレインはダフネトキシンと同様に]を活性化する。 == 分布 == メゼレインは主にセイヨウオニシバリ (''Daphne mezereum'')といったジンチョウゲ属 (''Daphne'') 植物の種子に含まれている。種子には0.1%程のメゼレインが含まれており、さらにダフネトキシンも含まれている。果実やその他の部位の毒性は低い〔R. Hegnauer, M. Hegnauer: ''Chemotaxonomie Der Pflanzen: Eine Übersicht über die Verbreitung und die systematische Bedeutung der Pflanzenstoffe'', Birkhäuser-Verlag, 1973, ISBN 3-7643-0667-X.〕。''Daphne mezereum''種子は、吐剤や便秘薬、抗がん剤として利用される。外用としては痛風やリウマチ、皮膚病に使用される。農業分野では、この種子は魚毒としても使用されていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メゼレイン」の詳細全文を読む
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