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メソサウルス (''Mesosaurus)'' は、中生代ペルム紀前期に生息していた初期有羊膜類。爬虫類と姉妹群である〔有羊膜類の系統分類 (渡邊誠一郎)〕中竜目に属する。属名は「中間のトカゲ」を意味する。 ==形態== 全長約40cm - 1m。水中に適応した身体を持つ。一度地上生活に適応した後、祖先の両生類の様に水中生活に戻ったグループの一つと考えられている。 ;頭蓋骨と歯 :この生物は、長い吻部と眼窩付近に鼻孔を持つ頭蓋骨を持っていた。その顎には、最大の特徴である細かい針状の歯が多数生えていた。これらの歯は、一本ずつ歯槽に収まっていたが、捕食するには脆弱であった。〔『脊椎動物の進化』 134頁〕化石の保存状態が良くないことからあまり詳細な形態は判明していないが、眼窩後部に下側側頭窓が存在していたらしいということが指摘されている。しかし、これが単弓類のものと相同であるかは判明していない。〔『脊椎動物の進化』 136頁〕 ;胴体 :軽い構造の身体を持っており、頭部、胴体ともに流線型であった。肩帯と腰帯は縮小しており四肢は細く、肢端は鰭脚状になっていた。後肢はより長く、水中で推進力を得るのに適した形態となっている。尾は長く高さがあり、扁平である。〔一方肋骨が厚くなり(現代の海牛類で見られる特徴)、胴体をくねらす事が出来ない。脊柱の神経弓が拡大しており、カプトリヌス形態との類似を指摘されている〔『脊椎動物の進化』 136 - 138頁〕。 ファイル:Mesosaurus.png|メソサウルス骨格 ファイル:Dinosaurs_at_CMNH_07.JPG|メソサウルス化石。上はアンモナイト 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メソサウルス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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