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半金属(はんきんぞく、Metalloid)とは、元素の分類において金属と非金属の中間の性質を示す物質のことである。その定義は曖昧であり、決定的な定義や分類基準は存在せず、様々な方法によって分類が試みられている。 一般的にはホウ素、ケイ素、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、テルルの6元素が半金属とされ、セレン、ポロニウム、アスタチンの3元素がしばしば加えられる。炭素やリンなどは通常半金属とはされないものの、その同素体にはグラファイトや黒リンのような半金属性を有しているものが存在する。これらの半金属元素は周期表上において、おおよそホウ素からポロニウムまでを繋ぐライン上に現れるが、その境界線の引き方にもまた多くの議論がある。 半金属に特徴的な性質としては脆性、半導体性、金属光沢、酸化物の示す両性などが挙げられ、半金属のイオン化エネルギーや電気陰性度の値は一定の範囲に収まる。半金属の単体もしくはその化合物は、ガラスや半導体、合金の構成元素として広く利用されている。 == 分類 == 元素は通常、その一般的な化学的、物理的性質によって金属もしくは非金属に分類される。しかしながら、いくつかの元素はその中間の性質を有していたり〔Deming & Hendricks 1942, p. 170〕、両方の性質を併せ持ったりしているために〔Butler 1930, p. 23〕、その特性による分類が困難となる〔International Textbook Company 1908, p. 21〕〔Hill & Holman 2000, p. 41〕。そのため、これらの元素はしばしば半金属として分類される。半金属を表すMetalloidの語は、ラテン語で金属を意味する'' metallum ''および、ギリシア語で形状もしくは外観が類似していることを意味する''oeides''の語に由来する〔''Oxford English Dictionary'' 1989, 'metalloid'〕〔Gordh, Gordh & Headrick 2003, p. 753〕。日本語では半金属の他に、准金属〔櫻井、鈴木、中尾 (2003)、33頁。〕、亜金属〔村田 (2004)、248頁。〕、またはそのままメタロイド〔今井、大竹 (1988)、15頁。〕とも呼ばれる。半金属は金属と非金属の間で曖昧な緩衝地帯を形成する分類基準であると説明される。 半金属は通常、金属および非金属と並び立つ元素の第三の分類であると考えられている〔Roher 2001, pp. 4–6〕が、その包含する元素は、場合によっては(半金属ではなく)金属に分類されたり〔Tyler 1948, p. 105〕〔Reilly 2002, pp. 5–6〕、(半金属ではなく)非金属に分類されたり〔Hampel & Hawley 1976, p. 174〕、あるいは半金属に分類されながら、半金属という分類自体が金属・非金属いずれかのサブカテゴリであるとみなされたりする〔Goodrich 1844, p. 264〕〔WA Tilden' 1897, p. 189〕〔Hampel & Hawley 1976, p. 191〕〔Lewis 1993, p. 835〕〔Hérold 2006, pp. 149–150〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「半金属」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Metalloid 」があります。 スポンサード リンク
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