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メッカ
【名詞】 1. Mecca 2. (n) Mecca・ メッカ : [めっか] 【名詞】 1. Mecca 2. (n) Mecca
メッカ( ''Makkah'' )は、サウジアラビアのマッカ州(歴史的にいえばヒジャーズ地域)の州都である。正式名はマッカ・アル=ムカッラマ( ''Makkah al-Mukarramah'' 「栄光あるマッカ」)。別名、ウンム・アル=クラー( ''Umm al-Qurā'' 「町々の母」)。サウジアラビア政府は、1980年代に当市の名前の公式な英語表記を、西洋人が以前から一般に用いてきた綴りである Mecca から Makkah に改めた。 == 概要 == 人口は1,294,167人(2004年国勢調査)。ジェッダから73km内陸に入った、狭い砂地のアブラハムの谷にあり、海抜280mである。紅海からは80km離れている〔''Islamic World'', p. 13〕。 メッカは、イスラム教最大の聖地であり、祈りを捧げるところである。イスラム教徒は一日に五回決まった時刻になると、メッカの方向に向かって三度礼拝を行う。携帯電話のGPS機能などにより、遠くにいてもおおよそのメッカの方角を知る事が可能になっている。方角は大体あっていればいいという考えの人もいるらしい。さらに近年、石油の資源に恵まれ、サウジアラビアは急速に発達している。これにより、今後更にメッカを訪れる人が多くなると予想される。 メッカはイスラム教最大の聖地とされており、当地へのハッジ(巡礼)は体力と財力が許す限りあらゆるムスリム(イスラム教徒)が一生に一度は果たすべき義務である。これは聖典クルアーン (Q 3:97) の記述を根拠とするもので、イスラーム暦の第12月にあたるズー・アル=ヒッジャ月の8-10日に行われる巡礼である「ハッジ」のことを指し、この期間には世界中からハッジの行事に参加するため集まる。その期間以外で随時個々に行われている巡礼「ウムラ」も多くのムスリムが財力や体力の許す限り行っているため、メッカとカアバの周辺には一年を通じて絶えず巡礼者が訪れている。ムスリムはマスジド・ハラーム(聖なるモスク。カアバを保護する)を地上で最も神聖な場所と考えている。マディーナと並んでイスラム教二大聖域(メッカ、マディーナを併称する場合、「2つの聖なる禁域」という意味で、アラビア語で「ハラマイン」とも呼ばれる)とされているため、マディーナ同様イスラム教徒以外の入場はできず、通じる道路の手前にある検問所より先に行くことができない。古くから異教徒がイスラム教徒に変装しメッカを訪れる者がおり、中には処刑された者もいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メッカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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