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マッカ啓示(メッカ啓示、)は、イスラーム教(イスラーム)の聖典であるクルアーン(全114スーラ)の2区分うちの1つ。 なお、もう一方の区分マディーナ啓示(メディナ啓示、)についても、参考のため一覧を記す。 == 概要 == 「カイロ版欽定 クルアーン」では、現行クルアーンの大部分となる計86スーラ(章)が、マッカ啓示とされる。そして、残りの計28(章)が、マディーナ啓示とされる。 なお、それに依拠しない「井筒俊彦訳 コーラン」などでは、区分が異なる〔「真実のイスラーム : 聖典コーランがわかればイスラーム世界がわかる」 (著:鈴木紘司、学習研究社 2006) p.124-125〕〔井筒訳はドイツのGustav Flügel校訂による''Corani textus arabicus, ed. G.Flügel, ed. III, Lepisiae'' 1869(いわゆるフリューゲル版)を底本としている。井筒俊彦訳『コーラン(上)』p.3〕。 :;例 : *マッカ 計90章 / マディ-ナ 計24章 (テオドール・ネルデケ) : *マッカ 計93章 / マディ-ナ 計21章 (ウィリアム・ミュア) : *マッカ 計92章 / マディ-ナ 計22章 (ヒューバート・グリメ) ヒジュラ(聖遷、622年)を境としてマッカ期・マディーナ期に区分されているという。なお、スーラ(章)の一部に、別の時期の節が組み込まれているものもあるという指摘がある〔「『クルアーン』―語りかけるイスラーム」 (著:小杉泰、岩波書店 2009) 巻末p.1〕。 ; マッカ期の啓示 :簡潔な文体で、多神崇拝・偶像崇拝を批判するものが多く見られるという〔「図解これだけは知っておきたいコーラン入門」(著:島崎晋、監修:大川玲子、洋泉社 2007) pp.58-59〕。 ;マディーナ期の啓示 :17, 57, 59, 61, 62, 64, 87章の計7章は、「ムサッビハート」(Musabbiḥāt、意味: 神を讃えるもの)と総称される。どの章も「s-b-ḥ」という子音(語根)を含む単語で始まる〔「岩波イスラーム辞典」 ムサッビハート(岩波書店 2002) p.963〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マッカ啓示」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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