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『東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View.』(とうほうかえいづか)とは、同人サークル上海アリス幻樂団によって製作された弾幕系シューティングゲームであり、東方Project第9弾に当たる作品である。東方Projectの10周年を記念して制作された「ファンサービス」的な作品。 本作は、2005年5月4日開催の同人イベント「博麗神社例大祭2」にて体験版CD-ROMが販売され、6月12日に体験版がWEB公開、8月14日の「コミックマーケット68」にて完成版が販売された。後に同人ショップでの委託販売も行なわれている。書籍『東方文花帖 〜 Bohemian Archive in Japanese Red.』の付属CD-ROMにも体験版が収録されている。 本作は前3作とは異なり、対戦型シューティングゲームである。これは、アーケードゲーム『ティンクルスタースプライツ』のシステムを借用したもの〔東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View. 「''ティンクルスタースプライツの皮を被った変な弾幕ゲームなのです。''」〕で、作者のZUNは「ティンクルスターも新作が夏に出るみたいなので、相乗効果を狙って出してしまいます」と発言している〔2005年7月に『ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-』が稼働している。〕。全9ステージからなるストーリーモードのほか、任意の自機を選択して対戦するマッチモード、条件を満たすことで選択可能になるExtraモードが用意されている。最新バージョン (ver.1.50a) ではネット対戦も可能である。 本項では、以降は『花映塚』と称することとする。その他の本項で使用されている東方Project関連の略称については、東方Project#凡例を参照。 == ゲームモード == 1人用の「ストーリーモード」、ストーリーモードの特殊ルール版といえる「Extraモード」、2人対戦の「マッチモード」がある。 ; ストーリーモード : ストーリーモードは、1人でプレイするモード。全9面からなるステージをクリアしていき、9面をクリアするとエンディングとなる。プレイヤーはライフの他に残機を持ち、ライフが0になり負けると残機が減る。一定の得点でエクステンドする。残機が無い状態で負けるとコンティニューするかを尋ねられる。コンティニューは3回まで可能だが、本作ではコンティニューしてもしなくてもエンディングは変わらない。 : 相手に負けた後に残機を消費して再戦する際は、その相手が弱くなる〔『花映塚』付属のマニュアルの「ヒント」では「実はCOMも人の子、連続で勝ち続けるとやっぱり疲れます。COMが油断した所を付けば、次のラウンドはあっさりと勝てたりします(後略)」と表現されている。〕。 ; Extraモード : Extraモードは、条件を満たすと選択可能になるモードで、ストーリーモードと同様全9面からなるステージをクリアしていく。台詞などはストーリーモードと全く同じであるが、ルールは大きく異なっている。 : 残機0の状態から始まり、コンティニューは不可。ただし得点によるエクステンドは可能である。自分・相手ともにチャージゲージが4、ライフが0.5の状態でスタートする。すなわち、被弾すると即ミスとなる。 : Extraモードには、相手に「タイマー」が設定されている。対戦開始と同時に、対戦の状況によって最低20秒から最大2分(概ね後半のステージほど長い)に設定されたタイマーが作動する。タイマーが0秒になるまでの間は、相手は被弾が無効(無敵)になっている。0秒になると相手の無敵が解除され、撃破が可能となる。このタイマーは、同じ相手とは再戦するたびに時間が短くなる。 ; マッチモード : マッチモードは、任意の登場人物を選んで対戦するモード。先に2回負けると敗北となる2セットマッチで、2人対戦のほか、CPU(ノンプレイヤーキャラクター)との対戦やCPU同士の対戦も可能である。 : 最新バージョン (ver.1.50a) では、設定を行なえばネット対戦も可能になっている〔ver.1.50a は「プレリリース」とされ、後日に正式なパッチが作成されることがアナウンスされていたが、その後に新たな公式パッチが出されることはなく、事実上の最終バージョンとなっている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View.」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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