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メトロン星人(メトロンせいじん)は、特撮テレビ番組『ウルトラセブン』を始めとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の宇宙人。別名「幻覚宇宙人」。 名前の由来は地下鉄のメトロ(metro)から。地下に潜伏するような侵略作戦ゆえの命名〔『ファンタスティックコレクションNo.29 ウルトラセブン SFヒーローのすばらしき世界』(朝日ソノラマ・1983年) p.31〕。 顔から腹にかけてが赤く、手足の先は青。背中は黄色で背筋に沿って白い円形の器官が並んでいる。そのデザインの明確なモチーフは明らかになっていないが〔デザイナーの成田亨は、「成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編」(1983年 朝日ソノラマ)内の解説で、「のっぺり型の宇宙人に内蔵した電気の方に力を入れた様に思う」とコメントして、モチーフについては言及していない。〕、講談社の書籍『ウルトラ怪獣DVDコレクション』では様々な魚類、貝類が有力な説として挙げられ、「いずれにしても水棲生物をモデルにしたのは間違いない」と同誌で明言されている。 == 『ウルトラセブン』に登場するメトロン星人 == 『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」に登場。 * 出身地:メトロン星 * 身長:2 - 50メートル * 体重:120キログラム - 1万8千トン 宇宙の彼方にある紅い星メトロン星から地球に侵入した宇宙人。狡猾な戦略で知られる宇宙人で、地球だけでなく、これまでにも幾つかの星を侵略している。地球上では北川町のとある安アパートを拠点として、人間に変身し活動していた。潜入したダン(ウルトラセブン)と、宇宙人の姿で対面。朗らかな口調で語りかけ、ちゃぶ台を挟んであぐらをかくという人間社会にすっかり馴染んだ姿を披露する。 煙草の中に、人を発狂させる効果を持つ赤い結晶体(ワイ星で採取できる宇宙ケシで作られたものらしい)を仕込み、これを吸引した人間同士が殺し合い(周りの人間が全て敵に見えるらしい)、最終的には人類が死に絶えるのを待って地球を乗っ取ろうとするが、ウルトラセブンによって阻止される。個体としての戦闘能力は決して低くはないが、セブンが相手では分が悪いと見たのか、すぐに逃亡を図るものの、最期は空中でアイスラッガーを喰らい縦に裂かれたところをエメリウム光線を受けて爆発する。 * 声の出演:中江真司 * スーツアクター:荒垣輝雄 ; メトロン円盤 : 自身の陰謀を暴かれたと同時に、作戦遂行に邪魔なダンことウルトラセブンを宇宙に連れ去るため、潜伏先のアパートから星人が発射する。押し入れがドックに繋がっている。武器は破壊光波。玉が2つくっついたような独特のフォルムをしており、ウルトラホーク1号のミサイルで攻撃された際に分断。その後星人とダンの乗った方が撃墜され、両者が巨大化したことにより爆発。残る一方もウルトラホーク1号のミサイルで撃墜される。 *探検隊が宇宙ケシを持ち帰った星として言及されたワイ星は未発表脚本の「認識票No.3」で登場する星である、 *『ウルトラマンマックス』では、この際に一命を取り留めて生き延びていた設定で再登場している(後述)。このことは日本テレビの番組『深イイ話』にも紹介された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メトロン星人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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