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メルトラ( メルトゥラ)は、ポルトガル南東、ベージャ県の基礎自治体。アレンテージョ地方にある。東側をスペイン国境と接しており、基礎自治体としての面積はポルトガル国内第6位である。その結果として、人口密度は国内で2番目に低い。 基礎自治体の中心は、人口約3,100人の村メルトラである。メルトラはグアディアナ川沿いの丘の上にあり、その要衝としての位置が、古典古代からイスラム支配時代まで重要な交易川港とされた。過去の遺跡の中から、ポルトガル国内で唯一残った中世のモスクをメルトラは誇りとしている。 ==歴史== ===発祥=== 古典古代の間、メルトラはフェニキア人、カルタゴ人、古代ローマ人が定住した。古代ローマはこの地をミルティリス・ユリア(Myrtilis Iulia)と呼んだ。グアディアナ川の航行可能な最北部が初期の発展において重要となったことで、丘の上のメルトラは要衝となった。近郊のヴィラでは農産物が育てられ、価値の高い鉱物(金銀、錫)が下アレンテージョ地方から得られ、それはメルトラの川港を経由してヒスパニア南部と地中海へ送られた。アウグストゥス帝時代に村はムニキピウムに昇格し、道路網を通じて重要なローマ都市(現在のベージャ、エヴォラ)とつなげられた。 民族移動時代には、メルトラはゲルマン民族に属するスエビ族と西ゴート族の侵攻を受けた。5世紀から8世紀のこの時代、交易は衰えたがそれでも活動していた。6世紀から7世紀のものとみられるギリシャの墓石がメルトラで発見されており、これは村に東ローマ帝国の商人の存在があったことを示唆している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メルトラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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