|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
メークローン線(メークローンせん、)は、タイ王国中部にあるターチン川により東線(ウォンウィエンヤイ駅 - マハーチャイ駅)と西線(バーンレーム駅 - メークローン駅)に隔てられているタイ国有鉄道の鉄道路線である。登記上の正式名称はそれぞれ、ウォンウィエンヤイ=マハーチャイ線、バーンレーム=メークローン線であるが、一般的に前者をマハーチャイ線、後者をメークローン線と呼称されている〔『タイ鉄道旅行』p.300〕。 == 概要 == 1905年1月4日に民営ターチーン鉄道としてクローンサーン駅 - マハーチャイ駅が開業し、1907年7月12日には民営メークローン鉄道としてバーンレーム駅 - メークローン駅 が開業した〔『タイ鉄道旅行』p.299〕。その後1908年10月6日にメークローン鉄道に吸収合併された。1942年 - 1945年の第二次世界大戦中、私鉄のメークローン鉄道は、軍事管理化(国の指揮下)に入り戦後1946年5月8日国有化されタイ国鉄の駅となった。 1926年2月12日にクローンサン駅- ワットサイ停車場が電化され〔『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』p.128〕、その後電化区間はバーンボーン停車場まで延伸した。しかし、電気設備の故障や車両の新造・購入費および維持費削減の観点から、1955年に電化設備は廃止され、現在は気動車により運行されている〔『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』p.222〕。 マハーチャイ線(ウォンウィエンヤイ駅 - マハーチャイ駅)とメークロン線(バーンレーム駅 - メークローン駅)は、ターチン川によって隔てられているが、連絡船がバーンレーム駅の発着時刻に合わせて運行されている。 バンコク都内の渋滞緩和策として1961年1月1日に、クローンサーン駅 - ウォンウィエンヤイ駅間が廃止された〔『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』p.223〕。廃止後も線路が取り外されることは無く、しばらくは車両をチャオプラヤー川を経由してマッカサン鉄道工場までの輸送の際使用された〔『タイ国鉄4000キロの旅』p.549〕。 同線は元々メークローン鉄道とターチーン鉄道という私鉄によって経営されていた路線が国有化されたという経緯があり、タイ国有鉄道の他の路線とは接続しない、いわゆる飛び地路線となっている。 こうした特殊な経緯から、同線に関わる予算はタイ国鉄における他の路線に関わる予算総額とは別枠で配分されることが慣例となっており、近年までは同線に使用する車両も独自に予算が組まれ、同線向けの専用設計車両が投入されていた(タイ国鉄向けの一般汎用車両を再設計した車両が2世代にわたって日本の車両メーカーにより製造された)。 また、他路線と接続していないため、同線はタイ国鉄の信号安全規準の適用除外路線となっており、全線にわたって信号機が設置されていない(東線は数箇所の交換可能場所があるが、安全管理はすべて運行ダイヤと無線交信によってのみ行われている。西線は全線1閉塞である)。 同線はそれぞれ30km余の短距離路線であり、他路線からの列車の乗り入れも一切ない飛び地路線であるため、日常的にダイヤはほぼ正確に守られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メークローン線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|