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ムクゲ(木槿、学名: )はアオイ科フヨウ属の落葉樹。別名ハチス〔、もくげ。庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。 和名は、「むくげ」。「槿」一字でも「むくげ」と読むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。また、『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もあるが、定かではない。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。 中国語では「/」(ムーチン)、韓国語では「」(; ムグンファ)、木槿;モックンという。英語の慣用名称の はヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている 〔雅歌第2章第1節「私はシャロンのばら、野のゆり。」(新共同訳聖書); Song of Solomon 2:1 “I am a rose of Sharon, a lily of the valleys.”(新改訂標準訳聖書 New Revised Standard Version)。〕。 == 形態・生態 == 栽培されているものはよく剪定されてしまうため、高さは3〜4mくらいのものが多く、灌木であると誤解されがちである。放置すると東京、名古屋では、街路樹や公園などに広く植えられていて、特に、東京都江東区の夢の島公園には、大木になった高さ10m以上の大きなむくげ(もくげ)が多数植えられている。 夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。花期は7〜10月。花の大きさはで、花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。白居易の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開くものもあるが、。ムクゲはフヨウと近縁であり接木が可能。 ファイル:Hibiscus syriacus form.jpg|樹形 ファイル:HibiscusSyriacus10.jpg|樹皮 ファイル:Hibiscus syriacus leaves.jpg|葉 ファイル:Mukuge.jpg|蕾と花 ファイル:Hibiscus syriacus.jpg|花 ファイル:Hibiscus syriacus3.jpg|花(八重咲き) ファイル:木槿+Dscf8236-24 (gaytw.blogspot.com).jpg|花弁 ファイル:木槿+Dscf8245-31 (raeltw.blogspot.com).jpg|雄蕊と雌蕊 ファイル:Samen eines Garteneibisch.JPG|果実 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムクゲ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hibiscus syriacus 」があります。 スポンサード リンク
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