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モグーリスタン(, Moghulistan, Mughalistan)は、天山山脈北部の中央アジアから東アジアにかけて広がる歴史的地域の呼称。現在のカザフスタン、キルギス、中華人民共和国の新疆ウイグル自治区が、この地域に含まれる。 14世紀以後にこの地域を統治した東チャガタイ・ハン国は、モグーリスタン・ハン国、モグール・ウルスとも呼ばれる。領域東部のオアシス都市は国内の有力部族の支配下に置かれ、16世紀以降はナクシュバンディー教団のスーフィーが強い影響力を持つようになった。ドグラト部などの有力貴族(アミール)とナクシュバンディー教団が大きな影響力を有していたため、君主であるハンの権力は不安定なものだった〔堀川徹「民族社会の形成」『中央アジア史』収録(竺沙雅章監修、間野英二責任編集, アジアの歴史と文化8, 同朋舎, 1999年4月)、153-154頁〕。モグーリスタン・ハン国は中国との朝貢貿易によって利益を得たが、頻繁に起きる内戦とかつての西チャガタイ・ハン国の領域に出現したティムール朝の侵入に悩まされた。16世紀にモグーリスタン・ハン国は東西に分裂し、17世紀末にモグーリスタン・ハン国の流れを汲む政権はジュンガル部の攻撃によって滅亡した。 == 語源 == 「モグーリスタン」という言葉は、ペルシャ語で「モンゴル人(Mogul)の土地」を意味する語であり〔佐口「モグリスタン」『アジア歴史事典』9巻、54-55頁〕、土地を支配した東チャガタイ・ハン国に由来する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モグーリスタン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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