|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ モスクワ : [もすくわ] 【名詞】 1. Moscow 2. (n) Moscow ・ 級 : [きゅう] 1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade ・ ヘリコプター : [へりこぷたー] 【名詞】 1. helicopter 2. (n) helicopter ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 巡洋艦 : [じゅんようかん] (n) cruiser ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
モスクワ級ヘリコプター巡洋艦( - きゅうへりこぷたーじゅんようかん、)は、ソビエト連邦海軍が運用していた対潜巡洋艦(ヘリコプター巡洋艦)の艦級。ソ連海軍での正式名は1123型対潜巡洋艦()で、計画名は「コンドル」()。 == 来歴 == ソ連海軍は、ロシア革命直後の建軍期より、航空母艦の取得を積極的に検討してきたが、ソビエト連邦の造船業と経済の状況、また第二次世界大戦の勃発によって、いずれも実現しなかった。ヨシフ・スターリン共産党書記長の死後、ニコライ・クズネツォフ海軍総司令官(海軍相を兼務)は85型軽防空空母(満載排水量28,400t、タイガー戦闘機40機搭載)の設計承認を実現したものの、ニキータ・フルシチョフ第一書記は核戦力整備を優先するよう指示しており、また1955年に、イタリアより戦時賠償として獲得していた戦艦「ノヴォロシースク」の喪失の責任を問われてクズネツォフ総司令官が更迭されたことから、後任のセルゲイ・ゴルシコフは85型軽防空空母の計画を中止させた〔。 しかし一方で、冷戦のグローバル化が進んでいたこの時期、アメリカ海軍は潜水艦発射弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)を着実に配備しており、地中海においても第6艦隊による戦略パトロール任務が開始されていた。これは、ソ連枢要部への奇襲的な核攻撃のリスクの飛躍的な増大を意味しており、ソ連国防の死活問題となった。ソ連海軍では、1958年よりKa-15対潜ヘリコプターを艦隊配備しており、これを多数搭載することで集中運用を可能にした哨戒ヘリコプター母艦によって、この脅威に対処することが構想された〔。 1958年、68bis型軽巡洋艦を原型として、大小2タイプのヘリコプター搭載遠洋対潜艦の技術案が作成された。これは大型すぎるとして国防省に反対されたものの、コンセプトそのものは受け入れられて、同年12月にはヘリコプター搭載遠洋対潜艦の設計と建造に優先権が与えられた。これに応じて、艦艇建造研究所・第45中央研究所・第17設計局・第53設計局がコンセプト開発に着手、1960年12月には第17設計局(TSKB-17)のコンセプトが認可されて設計要請がなされた。しかし海軍総司令部からの要求は二転三転したため、1961年3月に、海軍の最終的な認可を得たのは実に23番めの改訂案であった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モスクワ級ヘリコプター巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|