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メズルヴェドリル本〔菅原邦城訳、エリアス・ヴェセーン『新版 北欧の言語』(東海大学出版会、ISBN 978-4486002536)p.43.〕(''Möðruvallabók''、AM 132 fol〔エリアス・ヴェーセン『新版 北欧の言語』(菅原邦城訳、東海大学出版会、ISBN 978-4486002536)では「Cod. AM 132 fol」と表記。〕、モズルヴォッルル写本〔テリー・グンネル著、伊藤盡訳「エッダ詩」『ユリイカ』第39巻(第12号)、2007年10月、p.122.〕、モズルヴァトラボーク〔J・L・バイヨック著、柴田忠作・井上智之訳『サガの社会史 中世アイスランドの自由国家』(東海大学出版会、1991年、ISBN 4-486-01153-8)p.254.〕)とは、14世紀半ばに書かれたアイスランド語の写本である。犢皮紙 (:en:vellum) に刻まれている。アイスランドサガを以下の順に収めている。 * 『ニャールのサガ』 (Njáls saga) * 『エギルのサガ』 (Egils saga) * 『Finnboga saga ramma』 * 『バンダマンナ・サガ』 (Bandamanna saga) * 『コルマクのサガ』 (Kormáks saga) * 『殺しのグルームのサガ』 (Víga-Glúms saga) * 『Droplaugarsona saga』 * 『Ölkofra þáttr』 * 『ハルフレズのサガ』 (Hallfreðar saga) * 『ラックス谷の人々のサガ』 (Laxdœla saga) * 『フォーストブレーズラサガ』 (Fóstbrœðra saga) これらのサガの多くは他の断片にも保全されているが、その完全な長さのものはメズルヴェドリル本にのみ残されているものもあり、メズルヴェドリル本は中世のアイスランドサガの中で最も広い範囲の物語を含んでいる単体の写本といわれている。 この写本の名前は、1628年にエイヤフィヨルズル近郊のモズルヴェトリル()で発見されたことに由来する〔。1684年にはデンマークに運ばれ、アウルトニ・マグヌッソン写本コレクションの一部となった。1974年に他の写本と共に、デンマークからアイスランドに返還された。 ==脚注== ==外部リンク== *Images of manuscripts at the Árni Magnússon Institute site - 写本を画像で見られる。リストの上から2番目がメズルヴェドリル本。 *Text in Icelandic at the Árni Magnússon Institute site - メズルヴェドリル本について。 *Sagnanetið *Árni Magnússon and the Collecting of Icelandic Manuscripts - アウルトニ・マグヌッソンと彼の写本コレクションについて。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メズルヴェドリル本」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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