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『侍戦隊シンケンジャー』(さむらいせんたいシンケンジャー)は、2009年2月15日から2010年2月7日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00 (JST) に放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。ハイビジョン制作。 キャッチコピーは「天下御免!!」〔東映公式サイトより。〕。 == 概要 == 本作品のモチーフは、戦隊シリーズとしては初となる「侍」である〔『宇宙船Vol.124』ホビージャパン、2009、p.24 - 25〕。本作品の戦隊メンバーはレッドが「殿」、他がそれに対する「家臣」という設定であり、メンバーの中に明確な上下関係が存在する。この「上下関係」と「武士道」が本作品のストーリーと人間関係を構成する基本軸となる〔中澤祥次郎(インタビュー)『特撮ニュータイプ』角川書店、2009年5月号(通号42)、p.48〕。 侍がモチーフであることから、和の意匠がふんだんに取り入れられた「和風の戦隊」となっている。基本装備は刀、変身アイテムは携帯電話が変形した筆であり、その筆で書かれた漢字に宿る力「モヂカラ」(言霊をモチーフとしている)で変身や技の使用を行う。戦隊スーツは着物、稽古時及び、変身前、変身バンクは袴姿〔丈瑠のみ稽古時は紺色の袴だが、変身バンクは他の男性陣と同じ袴である。〕そしてマスクは漢字をあしらった大胆なデザインと、和風色の強い造形となっており〔『フィギュア王』No.132、株式会社ワールドフォトプレス、2009、p.58〕、アクションはチャンバラが主体の時代劇風の味付けが施されていた〔『朝日新聞』2009年2月15日朝刊14面〕。「折神」と呼ばれるロボは、折り紙をモチーフとした式神であり、メインの5体はエンブレム型・動物型・巨大ロボへの合体と3形態の変形を行う〔東映公式サイト 第一幕 伊達姿五侍(最終更新確認:2009年4月18日)〕。また、合体ロボも和風を意識し、追加パーツの合体は鎧兜を装着するイメージで開発されている〔バンダイボーイズトイ事業部 開発担当(インタビュー)『宇宙船Vol.124』ホビージャパン、2009、p.29〕。 プロデューサーの宇都宮孝明が意図した本作品の世界観の基礎は、「真面目に馬鹿なことをやろうとする」である〔。レッドの性格設定もそれに合わせて「冷静沈着で、クールな青年」となっており、世界観に合わせて名乗りも動きを抑えた近年にない静かな型となっている。なお、冷静沈着なリーダータイプのレッドは『轟轟戦隊ボウケンジャー』以来3作品ぶり〔。また、作品中に計4人のレッドが登場している。これは、シンケンジャーの役目が世代間で受け継がれていくという設定となっていたためである。 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、この「スーパー戦隊シリーズ」はアメリカ合衆国で『パワーレンジャーシリーズ』としてリメイクされて続けていたが、前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』に当たる『パワーレンジャー・RPM』をもって一旦シリーズは休止し、次回作としては上記のジュウレンジャーのリメイク版の『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のリマスター版が放送された。2010年5月に、サバン・キャピタル・グループはディズニーからパワーレンジャーの権利を買収したと発表し、2011年2月から『パワーレンジャー・サムライ』として放送されている〔Haim Saban Buys Back ‘Power Rangers’ Empire from Disney Kung Fu Cinema〕。 玩具の売り上げは前作の120億円を下回る105億円だったが、平均視聴率は5.92%と前作の視聴率を若干上回り、最高視聴率も前作の6%から7%に上昇した。 2010年2月7日開催された「日本オタク大賞2009 ガールズサイド」で、大賞を受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「侍戦隊シンケンジャー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Samurai Sentai Shinkenger 」があります。 スポンサード リンク
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