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モビルドール : ミニ英和和英辞書
モビルドール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ビル : [びる]
 【名詞】 1. (abbr) building 2. bill 3. (P), (n) (abbr) building/bill
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

モビルドール : ウィキペディア日本語版
モビルドール[ちょうおん]
モビルドール (MOBILE DOLL: MD) は、アニメ新機動戦記ガンダムW』に登場する、架空の兵器の分類の一つ。無人で自律行動可能なモビルスーツ(あるいはモビルアーマー)のことを指す。
本稿では、『ガンダムW』以外のガンダムシリーズにおける無人モビルスーツも併せて解説する。
== アフターコロニーにおけるモビルドール ==
モビルドールMOBILE DOLL)とは、 "MOBILE Direct Operational Leaded Labor" の略称である。OZにというより、戦いを肯定し奨励しておきながら、自らは戦いに命を張る意志も勇気もない姑息なロームフェラ財団のデルマイユ派貴族たちに採用され、またその生産ラインを奪ったホワイトファングによっても運用された。既成のモビルスーツから改造されたものと、最初からモビルドールとして開発されたものがある。他のパイロットの戦闘データをもとに作られた戦闘アルゴリズムが組み込まれ、完全な自律行動がとれる他、外部からの遠隔操作も可能である。人間を遥かに超える反応速度、人体が耐え得る以上の高G機動〔劇中、トーラスは一瞬で8Gまでも加速している。〕が可能であり、精密無比な攻撃力と併せ、登場初期には有人機を圧倒、ガンダムでも悪条件下では、あえなく敗れることもあった。さらにホワイトファングが主力としていたビルゴIIは、ゼロシステムを応用したゼクス・マーキス考案の管制システムによって集中制御され、優れた戦術センスを持つドロシー・カタロニアが操作して集団運用することで、連携がうまく取れていないガンダムチームをも苦戦させた。
しかしその反面、命がけだった戦いを、ゲーム感覚に変えてしまうという問題があった。殺戮や破壊を自ら血を流すことなく行うことで戦争責任が希薄となり、その悲惨さを省みなくなるとして、劇中でもOZのトレーズ・クシュリナーダを始め否定する者も多く、OZの内部分裂の一因となった。
実戦投入当初には猛威をふるったモビルドール(以下MD)であったが、機械的な動きが読まれやすいためか、後半にはヒイロ達のような熟練パイロットには「人形」呼ばわりされ、一蹴されるようになった。「洗練された戦術プログラムにより有効な戦力となる」ということは、裏を返せば「プログラム通りにしか動けず、それを読まれればただの人形」であることを意味する。ドクターJら5機のガンダムの開発者は、その点を突く形でプログラムに細工を施し、トレーズが直卒する地球国家軍の旧式のリーオーでも互角〔この時のトレーズ指揮下の兵士達の士気が、非常に高かったという背景もある。〕に近い戦いができるようになった。また、ガンダムパイロットのデータが組み込まれたはずの高性能機ヴァイエイトとメリクリウスを同時に相手にしても、デュオ・マックスウェルはほぼ圧勝している。なお、ドロシーが指揮するビルゴII部隊は、カトル・ラバーバ・ウィナーがリーダーシップをとって統一行動ができるようになったガンダムチームに敗れている(ドロシーとカトルは、白兵戦で直接対決もしている)。
融通が全く利かないのも弱点で、手動で設定を変更するか味方機の識別信号を出さない限り攻撃目標に設定された対象を見境無く攻撃してしまう。ヒイロとデュオがOZの宇宙基地から脱出する際にリーオーとアストロスーツをMDトーラスの攻撃目標に認識させた為にMDトーラスが基地にある他のリーオーやアストロスーツを着たOZ兵士に対して攻撃し続けるという事態が起こった。逆に味方機には何をされても反応せず、カトルがOZ兵から奪ったエアリーズでヒイロの危機に駆けつけた際にはMDビルゴがあっさりパンチで撃破された上に他のMDビルゴの大群は攻撃の手を止めてしまっている。また、ヒイロとトロワがゼクスの迎撃に向かった際はトールギスと交戦しながら僚機のMDトーラスを撃墜するという所業を行うが、これに対しても無反応である。OZのデルマイユ派やホワイトファングの敗因は、モビルドールへ過度な依存をしてしまった事にあるのは、否定できない。
後に地球へ宣戦布告するマリーメイア軍は、モビルドールを拠点防衛用システム程度にしか使用しておらず、戦闘における主力兵器の座は再び、サーペントやリーオーを始めとする有人MSに戻されていった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「モビルドール」の詳細全文を読む




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