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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
モレーベン(ロシア語、ブルガリア語: 、 もしくは )とは、スラヴ系伝統にある正教会における、感謝や祈願のための短い奉神礼〔 ()〕。神の憐みが降るよう、イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)に願ったり、生神女マリヤや聖人に執り成しを願ったりするほか、神への感謝のために執り行われる〔〕。 日本正教会には、モレーベンのうち感謝祈祷のみを指す慣習がある〔かたち-諸奉神礼:日本正教会 The Orthodox Church in Japan 〕。モレーベンの訳語としては他に「祈禱禮儀」〔生神女に祷る例外のカノン 〕の四文字に「モレベン」のルビが振られている用例が日本正教会の祈祷書にあるが〔正教会の祈祷書『八調經 巻一』の、第四調の記載が終わった後の末尾部分、72頁、79頁、80頁に用例がある。〕、この表記は20世紀後半から2014年現在までの日本正教会では殆ど使われていない〔札幌正教会内ジェムズ・ミッション『諸祈禱文』(1963年12月15日発行)にも、日本ハリストス正教会教団東海道ブロック宣教委員会『諸祈祷書』(2004年5月16日発行)にも、「祈禱禮儀」(ないし「祈祷礼儀」)の語彙はない。〕。 モレーベンは、単独で執り行われるほか、聖体礼儀と繋いで執り行われることもある〔Paraklesis - OrthodoxWiki 〕。ふつう司祭によって執り行われるが、一般信徒用に編纂された次第を使って一般信徒のみで行うことも可能である〔Molieben - OrthodoxWiki 〕〔The Order for a Moleben as a Reader Service 〕(ただし日本正教会では2014年6月現在、一般信徒だけで行う日本語でのモレーベンは、教団によっては編纂されていない)。 モレーベンはスラヴ系伝統にある正教会における奉神礼であり、ギリシャ系伝統にある正教会においてはカノンが含まれる「パラクリシス」〔の現代ギリシア語転写:パラクリシス。古典ギリシア語再建音:パラクレーシス。〕(, , 英語:)が行われる〔"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p110 - p111, ISBN 9780631232032〕〔Church Bulletin - St. John The Baptist Greek Orthodox Church, Myrtle Beach, SC 〕〔The Service of the Small Paraklesis (Intercessory Prayer) to the Most Holy Theotokos — Greek Orthodox Archdiocese of America 〕(パラクリシスはスラヴ系伝統にある正教会にもある〔〕)。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モレーベン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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