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モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群(モンゴル・アルタイさんみゃくのいわえぐん)は、モンゴルの世界遺産のひとつであり、その登録名が示すように、モンゴル・アルタイ山脈の3箇所の岩絵遺跡群が対象となっている。それらは紀元前11000年ごろから西暦9世紀ごろまで、およそ12000年にわたって描かれており、それぞれの時期における北アジアの生活様式や周辺環境の様子を伝える岩刻画が数多く残されていることが評価された。UNESCOの世界遺産リストに登録されたモンゴルの文化遺産は、オルホン渓谷の文化的景観に続いて、これが2件目である。 == 登録対象 == モンゴル北西部から中南部に位置するモンゴル・アルタイ山脈は、南西部のゴビ・アルタイ山脈とともに、狭義のアルタイ山脈を構成している〔『コンサイス外国地名事典』第三版、三省堂、p.48〕。登録対象となっているのは、モンゴル・アルタイ山脈にある以下の3遺跡で、いずれもバヤン・ウルギー県にある。首都ウランバートルから西方におよそ1700 kmに位置し、それぞれの遺跡は35 - 40 km 程度離れている〔ICOMOS (2011) p.202〕。中・ロの国境に近い場所でもあり、軍の管理下に置かれている地域も含まれている〔。 3つの遺跡をすべてあわせると、その岩絵は数千点にのぼる〔。また、葬礼文化と結びつく塚も数百箇所存在している〔。ただし、それらの年代は、もっぱら描かれているモチーフや描画技術の変化などから推測されている〔ICOMOS (2011) p.203〕。 更新世末期の岩絵に登場するのはマンモス、オーロックス、ヘラジカ、ダチョウなどの大型動物である〔〔Mongolia (2010) pp.11-13〕。完新世に入ると、獲物の動物を描くだけでなく、狩人の姿も描かれるようになる〔〔。描かれる動物の違いなどから更新世から青銅器時代初期にかけての気候変動の様子も読み取ることができ、青銅器時代にはさまざまな道具を使った狩猟の様子だけでなく、動物を使って荷車を牽かせる様子なども描かれている〔〔。青銅器時代後期から鉄器時代にかけてと見られる時期の岩絵に描かれているのは、馬を使った遊牧生活の様子であり、描画の技術も向上している〔〔。7世紀から9世紀のテュルク系民族の時期のものは、武装した騎馬像などが描かれている〔〔。 以下の遺跡は北から南の順に登録されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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