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モンジュー(''Montjeu''、1996年4月4日 - 2012年3月29日)は、アイルランドで生産され、フランスで調教された競走馬、種牡馬。おもな勝ち鞍は1999年のジョッケクルブ賞(フランスダービー)、アイリッシュダービー、凱旋門賞、2000年のタタソールズゴールドカップ、サンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス。 == 現役時代 == === 2歳・3歳時代 === 1996年4月4日生まれ。 2歳のときフランスでデビューしたモンジューは2歳を2戦2勝、3歳初戦のグレフュール賞を制し、一躍クラシック候補に躍り出る。そのジョッケクルブ賞の前哨戦リュパン賞では2着と敗れるも、迎えた本番では4馬身差をつける圧勝でフランス3歳の頂点となる。続くアイリッシュダービーも5馬身差の圧勝、その後休養に入り、秋に行われるヨーロッパ最大のレース凱旋門賞へと駒を進める事を決定する。 迎えた秋、緒戦のニエル賞をアタマ差で制し(2着ビエナマド)、凱旋門賞へと向かう。この年の凱旋門賞には他にエルコンドルパサーとデイラミも出走していたが、当日レースの舞台となるロンシャン競馬場はペネトロメーター5.1というレース史上類を見ないほど大量に水分を含んだ状態の不良馬場だったため、道悪を苦としないエルコンドルパサーとモンジューの一騎打ちというのが戦前の評判であった〔優勝候補の一角だったデイラミの陣営は直前まで出走を躊躇していた。〕。ゴール前の直線では、逃げるエルコンドルパサーと追い込んだモンジューの2頭の勝負となるが、残り50mで逆転したモンジューが1/2馬身の差をつけて優勝した。 次に陣営が選んだのはジャパンカップで、名実ともに欧州最強馬ということや、凱旋門賞でエルコンドルパサーに勝利していたこともあり、日本でも非常に注目された単勝1番人気に支持される。しかし、スペシャルウィークに瞬発力勝負で完全に振り切られると、インディジェナスとハイライズにも交わされ4着に敗れ、初めて連対を外した〔出走した3歳馬の中では最も着順が高かった。〕。陣営はレース前日の取材で「体調が戻るまであと3日はかかる」「早く連れてくればよかった」と答えており〔『優駿』(日本中央競馬会)2000年1月号〕、レース後のコメントにも、敗因は馬場ではなく輸送の疲れが抜けなかったことや調整不足を挙げた。こうして3歳シーズンを終え、この年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬を獲得した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンジュー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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