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モンストリラ類[もんすとりらるい]
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モンストリラ類[もんすとりらるい]
モンストリラ類は、特殊なカイアシ類の一群である。幼生の時期に海産無脊椎動物に内部寄生し、成体は栄養を摂取しない。そのため、口器をすべて欠いているのが特徴である。 == 特徴 == モンストリラ類は、カイアシ類の一群であり、一つの目モンストリラ目 (Monstrilloida) にまとめられる。外見的には他のカイアシ類とさほど異ならず、幅広くて長く、後方に次第にせばまる体、前端に細長い第一触角、腹面には短い付属肢が並び、後端には尾肢がある。大きさは体長3mm程度。ところが、第二触角と口器一式がすべて退化してなくなっている。このため、これ以外のすべてのカイアシ類とはっきり区別できる。他に、第一触角が他の類ほど長くなく、前を向いていること、雌の腹面に突起があってここに卵塊を乗せる点などが特徴となっている。 これは幼生が寄生生活を行い、その時の栄養のみを用いてそれ以降は栄養を摂取しないためである。内部構造として、消化系を欠いているのも同様の理由による。成体の期間はごく短い。少数種が知られるが、分類は整理されていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンストリラ類」の詳細全文を読む
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