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モンタナ州の歴史 : ミニ英和和英辞書
モンタナ州の歴史[もんたなしゅうのれきし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [す, しゅう]
 (n) sandbank
歴史 : [れきし]
 【名詞】 1. history 

モンタナ州の歴史 : ウィキペディア日本語版
モンタナ州の歴史[もんたなしゅうのれきし]
モンタナ州の歴史(モンタナしゅうのれきし、英:History of Montana)では、主にアメリカ合衆国モンタナ州となった地域に、ヨーロッパ人が到着する前の先住民族時代からの歴史を概説する。
== 初期のモンタナ、ヨーロッパ人到着以前 ==
1700年頃からモンタナの南中部やワイオミングの北部として知られる地域にはクロウ・インディアンが住んでいた。彼らがこの地域に到着する以前の100年間、五大湖地域からロッキー山脈北部(現在ではアルバータ州)、南はグレートソルト湖、東はグレートプレーンズの南、および最後にビッグホーン山脈とイエローストーン川へと回遊していた。この地域はクロウ・インディアンの新しい故郷となり、現在でも住んでいる。しかし、クロウ・インディアンがこの地域に初めて住んだ住人という訳ではなかった。ビリングスの南6マイル (10 km)にあるピクトグラフ洞窟の壁画は、2,100年以上前にこの地域に人類がいたことを示している。クロウ族の真の名前はアプサールックであり、「大きな嘴を持つ鳥の人間(あるいは子供)」を意味している。クロウ族の伝統的な住居はバイソンの毛皮と木製柱でできたテントだった。彼らは最大級のテントを造ったことでも知られた。クロウ族は他の平原種族よりも多くの馬を所有していた。1914年、その馬群の数は3万から4万とされたが、1921年までに政府の撲滅努力のために1,000頭にまで減った。犬もたくさん持っており、500匹ないし600匹を数えた資料もある。他の種族とは異なり、犬を消費しなかった。クロー族は遊牧民でもあった。
シャイアン族はモンタナの南東部に居留地を持っていた。モンタナの北部シャイアン族はシャイアン語を話し、親戚である南部シャイアン族が話す言語とは一握りの語彙が異なるだけだった。シャイアン語はより大きなアルゴンキン語族の一部であり、音調の特徴を発展させてきた数少ない平原アルゴンキン語の一つである。言語学的にシャイアン語に近いものとしてはアラパホ族オジブワ族(チペワ族)のものがある。16世紀より前のシャイアン族についてはほとんど何も知られていない。シャイアン族歴史の研究の大半は16世紀時点から始まっている。北部シャイアン族は1876年6月25日に起こったリトルビッグホーンの戦いに参加した。シャイアン族はラコタ族やアラパホ族の小さな部隊と共に、ジョージ・アームストロング・カスターとその第7騎兵隊分遣隊を全滅させた。
ブラックフット族アシニボイン族およびグロヴァント族はモンタナの中部と北中部に居留地があった。居留地時代の前は、ブラックフット族が独立心が強く大変成功した戦士達であり、その領域は現在のカナダ、アルバータ州エドモントンのあるノースサスカチュワン川から、モンタナのイエローストーン川まで、またロッキー山脈からレジャイナを過ぎてサスカチュワン川まで拡がっていた。ブラックフット族は遊牧民であり、アメリカバイソンの群れを追った。その種族の存続のためには適切な場所と適切な時期が必要だった。1年のほぼ半分は北の長い冬であり、冬の宿営地は森林の多い川の流域にあり、恐らくは昼間に活動し、人や馬の食料あるいは薪が枯渇しない限り宿営地を動かさなかった。
アシニボイン族はオジブウェ語のアシニブワーン「石のスー」という名前でも知られ、北アメリカのグレートプレーンズ北部にその起源があり、具体的にカナダとアメリカ合衆国国境周辺の現在名ではモンタナ州とサスカチュワン州の一部、アルバータ州およびマニトバ州の南西部だった。彼らの存在は1700年代後半や1800年代初期の大半を通じて良く知られた。アシニボイン族の肖像画がカール・ボドマーやジョージ・カトリンのような19世紀の画家によって描かれた。その生活様式、言語および文化習慣においてラコタ・スー族と多くの点で類似しており、ナコダ族の1支流あるいはラコタ族中央部の1支流とも考えられている。アシニボイン族は17世紀に他のラコタ族から分かれたと信じられている。
グロヴァントル(フランス語で大きなベリー)族はモンタナの北中部に住むアメリカ・インディアン種族であり、アトシナ族としても知られるが、これは不正確で軽蔑的な名前と考えられている。現在の人口は3,682人であり、歴史的に敵対関係にあったアシニボイン族と共にベルクナップ砦インディアン居留地に住んでいる。グロヴァントルは、彼等の手話を誤解したフランス人によって付けられた名前である。グロヴァントル族はその代わりに自分達のことをエイアニあるいはエイアニニンと呼び、これは「白い粘土の人」を意味する。アラパホ族の1支流と考えられ、グロヴァントル語あるいはアトシナ語と呼ばれるアラパホ語の変化形を話す。
クーテネイ族およびサリシュ族は西部に住んでいる。クーテネイ(またはクテネイあるいはクツーナハ)族は北アメリカ土着の先住民族である。モンタナにおけるフラットヘッド民族のサリシュ族およびクーテネイ族連邦に属する3種族の1つである。ブリティッシュコロンビア州ではクツーナハ族を形成している。アメリカ合衆国のアイダホ州やワシントン州にも住んでいる。フラットヘッド・インディアン居留地にはビタールート・サリシュ族およびペンド・オレイル族も住んでいる。
小さな集団であるペンド・オレイル族やカリスペル族はそれぞれフラットヘッド湖や西部の山脈にも住んでいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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