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ラリー・モンテカルロ(Rallye Automobile Monte Carlo)は、モナコ公国を中心に行われる世界ラリー選手権 (WRC) イベントの一つ。ラリー競技の雛形となった歴史的イベントである。 == 概要 == 初開催されたのはインディ500初開催年と並び同年となる1911年で、現在行われている国際モータースポーツイベントの中でも最も古い部類に入る。また格式も高く、いわゆる世界三大レースにも匹敵すると言われている。F1のモナコグランプリと同じくモナコ自動車クラブ(Automobile Club de Monaco、ACM)がイベントを主催する。 世界ラリー選手権 (WRC) の発足以後は、通常1月下旬頃にWRCの開幕戦として行わることが多かった。しかし2009年よりWRCの開催にローテーション制(2年ごとに12戦ずつ、計24戦をWRCとして開催する)が導入されたため、2009年はWRCから外れインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ (IRC) の一戦として開催された。2010年は当初WRCに復帰するものと見られていたが、主催者側では「タイムテーブルなど、イベント主催者の裁量の自由度が高い」ことを理由に、2010年もIRCの一戦として開催することを決定している〔IRCの開幕戦は2010年もモンテカルロ - as-web.jp・2009年7月23日〕。2012年にWRCに復帰した〔モンテカルロがWRC復活。2012年WRCカレンダー発表 - as-web.jp・2011年6月4日〕。 スタート/ゴール地点はモナコのモンテカルロ。有名な公営カジノ前の広場でセレモニアルスタートが行なわれ、サービスパークとパルクフェルメは港湾部のヨットハーバーに設けられる。競技終了後は宮殿前で表彰式が行なわれ、時のモナコ大公から銀の賞杯が授与される。 実際の競技はほとんどモナコの北、フランス国内のアルプス山脈周辺の険しく曲がりくねった峠道で行なわれる。舗装された公道を走るターマックラリーであるが、所々に雪などが残っており、路面状況はアイス、時にはスノーの箇所があり、タイヤ選択が非常に難しいことで知られる。SSはレースゲームなどでも再現されたチュリニ峠 (Col de Turini) やシステロン (Col de Castillon) 、ブロー峠 (Col de Braus) などが有名である。最終日恒例のモナコGPコース上タイムトライアルは1964年に廃止されたが、2007年からGPコースの一部を使用したスーパーSSへと刷新された。 「コンサントラシオン」(正式名称:「パルクール・デ・コンサントラシオン」)は、ヨーロッパ各都市からの約1000kmを48時間で走りきりモナコに参集するという「コンセントレーション・ラン」を意味する前座ステージであった。初期には競技の主体であったが、各ラリーの画一化を図る国際自動車連盟(FIA)の意向、主催のACMが各都市で車検を行う事への負担、および1980年代以降のラリーがSS主体で争われる競技へ変質したことから、ラリーのプロモーションという面しか持たなくなり、WRCとしては1995年を最後に廃止された〔1996年と1997年にも行われたが、この年はWRCのタイトルが掛けられていない〕。コンサントラシオンは、その後1997年よりヒストリックカーカテゴリ〔ACM RALLYE MONTE-CARLO HISTORIQUE 2011年5月11日参照。〕として分離し受け継がれている。詳細は後述の「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラリー・モンテカルロ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Monte Carlo Rally 」があります。 スポンサード リンク
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