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モンテクリスト島()は、ティレニア海に浮かぶイタリアの島。トスカーナ群島に属する島の一つで、イタリア本土とコルシカ島の中間、エルバ島の南約40kmに位置する。 イタリア語で「キリストの山」を意味するこの島は、デュマの小説『モンテ・クリスト伯』の舞台として知られる。島は自然保護区に指定されており、入島には許可が必要である。 == 地理 == モンテクリスト島は海底から屹立する火山の頂上部にあたり、最高地点はフォルテッツァ山(Fortezza、645m)である。 この島は渡り鳥が羽を休める場であり、独特の動物相・植物相を持っている。周辺の海域にも豊かな生態系があり、1970年代の終わりころまではアザラシ(チチュウカイモンクアザラシ)さえ見られた。モンテクリスト島を含む群島一帯はトスカーナ群島国立公園に指定されており、島は自然保護区になっている。 島の西側の Cala Maestra の入江に面して、19世紀半ばにイギリス人によって建てられた別荘(のちにヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の滞在に供された)があるほかには、廃墟と化した中世の修道院跡があるばかりで、集落はない。森林警備隊から派遣される管理人が1週間ずつ交替しながら2名常駐しているのみである。入島には許可証が必要であり、公共交通機関がないためにアクセス方法も個人的なヨットなどに限られる。 行政上はトスカーナ州リヴォルノ県に属しており、約40km北に浮かぶエルバ島の中心コムーネ・ポルトフェッラーイオの管轄となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンテクリスト島」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Montecristo 」があります。 スポンサード リンク
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