|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 効 : [こう] 【名詞】 1. efficacy 2. benefit 3. efficiency 4. effect 5. result 6. success ・ 効果 : [こうか] 1. (n,adj-no) effect 2. effectiveness 3. efficacy 4. result
モンロー/ノイマン効果(モンロー・ノイマンこうか)とは、火薬の爆発に関する現象。薄い金属の内張り(ライナー)を付けてスリバチ状(凹型の円錐状空洞)に成形した炸薬を爆発させると、爆発の衝撃波が円錐中心軸に向かって集中し、中心軸に沿って方向を変え、スリバチの上方に向かって超高速の金属の噴流が作られる現象である。噴流が当たる目標物には深い穿孔がうがたれる。モンロー効果とノイマン効果を合わせてこのように呼ばれる。 これは成形炸薬と呼ばれ、成形炸薬弾などには、その特性を用いた弾薬が使われている。 == モンロー効果 == モンロー効果(Munroe effect)とは、アメリカの科学者、チャールズ・E・モンロー(Charles E. Munroe〔厳密には英語での発音は、となり、「マンロー」に近い。〕)が1888年(諸説あり)に発見した円錐形のくぼみ(Shaped charge、またはHollow charge)を持つ爆薬を後方(円錐の頂点がある方向)から起爆すると、反対側の前方に強い穿孔力が生じる現象。成形炸薬効果(Shaped Charge effect)などとも呼ばれる。 火薬が後方から起爆されると、爆発は後方から前方に向かって進行する。爆発が円錐状のくぼみの頂点に達し、さらに前方に向かって進行すると、発生した衝撃波は前方の空洞にドーナツ状に広がり、円錐の中心軸で互いにぶつかって方向を変え、前方に噴出する。 通常、火薬の爆発による衝撃波は周囲に球形に広がり、目標に対して使用できる衝撃波は爆発で生じたものの一部に過ぎないが、モンロー効果を利用することで、衝撃波の力を一部に集中して利用できる。 モンロー効果による影響を決める因子は以下の通りである。 *''d'' = 爆薬柱の直径 *''l'' = 爆薬柱の長さ(4''d'' 以上あることが理想) *''s'' = スタンドオフ(ジェットが十分に成長するためにはある程度の距離を取る必要がある、あまり離れすぎるとジェットの長が増加する反面、密度が低下するので 1''d'' ~ 3''d'' が理想である。 *α = 円錐形のくぼみの角度。30度~45度が良い 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンロー/ノイマン効果」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|