翻訳と辞書
Words near each other
・ モーフ・ザ・キャット
・ モーブ
・ モーブ (色)
・ モーブレイ
・ モーブレイ男爵
・ モーブレー
・ モーブージュ
・ モーブ色
・ モーヘル
・ モーヘール
モーベイン
・ モーペスのハワード子爵
・ モーペス鉄道事故
・ モーペス鉄道事故 (1984年)
・ モーペス鉄道事故 (1992年)
・ モーペス鉄道事故 (1994年)
・ モーペルテュイ
・ モーペルテュイ (小惑星)
・ モーペルテュイの原理
・ モーホーク語


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

モーベイン : ミニ英和和英辞書
モーベイン[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

モーベイン ( リダイレクト:モーブ ) : ウィキペディア日本語版
モーブ[ちょうおん]
モーブ (Mauve) は1856年ウィリアム・パーキンが発見した世界初の合成染料である。モーベイン (Mauveine)、アニリンパープルと呼ばれることもある。紫色の色素であり、アニリン染料に属する。モーブはフランス語のアオイを意味する語から名づけられた。
== 歴史 ==

ウィリアム・パーキンは当時イギリスの王立化学大学に招聘されていたアウグスト・ヴィルヘルム・フォン・ホフマンに師事していた。パーキンはイースターの休暇で自宅に戻っていた際に、自宅の実験室でキニーネの合成法を研究していた。当時は分子の構造についての概念が未熟であったため、パーキンは当時知られていたキニーネの分子式 (C20H24N2O2) を元に、アリルトルイジン (C10H14N) を酸化してやれば合成が可能ではないかと考えた。そこでクロム酸で酸化してみたが褐色のタール状混合物が得られただけであった。
そこで今度はアニリンを同様の方法で処理してみた。同じように黒色のヤニが得られたが、これをエタノールに溶かしてみたところ紫色の溶液が得られた。当時のヨーロッパでは紫色の染料は極めて高価な貝紫しか知られていなかったので、パーキンはこの溶液を染料として用いることを考えた。そしてこの溶液がを染める能力を持つこと、綿についても前処理することで染色が可能なことを発見した。染料として使える程度の耐候性もあることが分かった。
そしてパーキンはこの染料についての特許を取得し、ホフマンの反対を押し切って1857年にこの染料を製造する工場を設立した。1862年にはロンドン万国博覧会においてヴィクトリア女王がモーブで染色した絹のガウンをまとった。しかし、モーブはイギリスでは保守的な染料業者が多かったためあまり評価が高くなかったこと、同じようなアニリン染料であるフクシンが直後に発見されたことから大きな成功を収めたとは言いがたい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「モーブ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mauveine 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.