|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー ： [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ヤグムラーサン・イブン＝ザイヤーン（ティフィナグ文字:ⵉⵖⵎⵓⵔⴰⵙⵏ ⴱⴻⵏ ⵣⵉⵢⴰⵏ 、? - 1283年）は、かつてアルジェリアに存在したザイヤーン朝の創始者（在位1235年もしくは1236年〔 私市『アルジェリアを知るための62章』、70頁〕 - 1283年）。ベルベル人系の民族であるザナータ族の小勢力アブド・アル・ワード家の出身〔フルベク「マグレブにおける政治的統一の崩壊」『ユネスコ・アフリカの歴史』4 上巻、141頁〕。 == 生涯 == ヤグムラーサンは30代まで遊牧生活を営んでおり、ベルベル語しか話せなかった〔イドリース「ムワッヒド朝滅亡後のマグレブ社会」『ユネスコ・アフリカの歴史』4 上巻、167頁〕。 ムワッヒド朝のもとでトレムセンの総督を務めていたが、ムワッヒド朝が衰退すると1235年にトレムセンを中心とする独立した政権を建てた〔。 1242年にトレムセンをハフス朝に占領され、従属の証としてにハフス朝の君主アブー・ザカリーヤー1世の名前を刻むことを約束した。14世紀の歴史家イブン・ハルドゥーンは、従属の時にヤグムラーサンが「フトバはただの木の切れ端でしかなく、誰の名前でも入れられる」と言ったことを伝えている。〔イブン・ハルドゥーン『歴史序説』2（森本公誠訳、岩波文庫、岩波書店、2001年8月）、210-211頁〕 以来ヤグムラーサンはハフス朝の支配権を認めたが〔フルベク「マグレブにおける政治的統一の崩壊」『ユネスコ・アフリカの歴史』4 上巻、127頁〕、他方でサハラ交易の支配権を巡ってモロッコの新興勢力であるマリーン朝と争い、交易の要地であるシジルマサを攻撃した〔フルベク「マグレブにおける政治的統一の崩壊」『ユネスコ・アフリカの歴史』4 上巻、143頁〕。1257年のシジルマサ攻撃は失敗するが、1264年に攻略に成功、約10年の間シジルマサを支配した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ヤグムラーサン・イブン・ザイヤーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|