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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 図 : [ず] 1. (n,n-suf) figure (e.g., Fig 1) 2. drawing 3. picture 4. illustration
ヤブロンスキー図 (Jablonski diagram) は、分子と光の相互作用を説明するためのエネルギー状態図〔IUPAC Gold Book - Jablonski diagram 〕。名称はポーランドの物理学者アレクサンダー・ヤブロンスキー (Aleksander Jabłoński) に因む。 吸光や発光、消光などの過程では、分子のエネルギーやスピン多重度が様々に遷移する。ヤブロンスキー図は、これらの過程を視覚的に表すために用いられる。 == 表現方法 == ヤブロンスキー図では、分子の固有状態を水平の線分で表し、エネルギーの高い状態が上になるように縦方向に並べる。ただし、一重項と三重項のようにスピン多重度の異なる状態、あるいは別の分子の準位などは、それぞれ異なる縦列として並べる。必要に応じて、S (singlet、一重項)や T (triplet、三重項)などの項記号で説明を付ける。電子準位を太い線、振動準位をやや細い線で表すこともある。回転準位は一般に省略される。 励起及び緩和(失活)の過程は、関与する固有状態を繋ぐ矢印で描かれ、吸光や発光などの輻射過程は直線矢印、振動緩和・内部転換・項間交差などの無輻射過程は波線矢印で、それぞれ表現される。遷移過程の内容を明確にするため、ex (excitation、励起)、em (emission、発光)、vr (vibrational relaxation、振動緩和)、ic (internal conversion、内部転換)、isc (intersystem crossing、項間交差、または系間交差)、などの説明が付けられることもある。 励起及び緩和に関わる輻射は、これらを表す矢印に出入りする波線矢印として表現し、光子のエネルギーを表す ''hν'' を加える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤブロンスキー図」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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