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ヤマオダマキ
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ヤマオダマキ
ヤマオダマキ(山苧環、学名:''Aquilegia buergeriana'' )は、キンポウゲ科オダマキ属の多年草 〔『日本の野生植物 草本II離弁花類』p.82〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.135〕〔『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.220〕。 == 特徴== 地下には丈夫な根茎と太く長い根がある。根出葉は2回3出複葉で、葉柄は長さ15-25cmになる。各小葉の第1小葉柄は3.5-6cmと長く、第2小葉柄は1.5cm以下と短い。各小葉は長さ2.5-3.5cmになる扇形で、葉の先は2-3中裂し、各裂片はさらに2-3浅裂する。葉の表面は緑色、裏面は粉白色で裏面の基部近くには軟毛が散生する。茎は高さ30-70cmになり、上部には軟毛は生える。茎につく葉は上部では柄がなく、1回3出複葉になる〔〔〔。 花期は6-8月。茎の上部に放射相称で直径3-3.5cmの花を下向きにつける。萼片は5個で花弁状になり、狭卵形で紫褐色になる。萼片の内側に花弁5個が互生し、黄色で長さ1.2-2.5cmになるが、基部はうしろに長く伸びて距になる。距は紫褐色になり、やや内側に弓状に曲がり、先は徐々に細くなり先端は小球状になる。雄蕊は先熟で多数あり、中心部は退化した膜状の仮雄蕊となって雌蕊群を取り囲む。雌蕊は5個ある〔〔〔。 萼片と花弁が落ちると、離生した雌蕊が下向きから上向きに変わり、成熟して果実となる。果実は直立し、長さ1.5-2cmの5個の袋果となり、腺質の短毛が密に生える。袋果の中には、光沢のある黒色の種子が多数ある〔〔〔。分類表内の写真には、花が終わり、離生した雌蕊が上向きになったものが見える。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤマオダマキ」の詳細全文を読む
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