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ヤマトユキザサ : ウィキペディア日本語版
ヤマトユキザサ

ヤマトユキザサ(大和雪笹、学名:''Maianthemum hondoense'' )は、ユリ科多年草。別名、オオバユキザサ(大葉雪笹)〔「朝日百科『世界の植物』8」pp.2364-2365〕〔『日本の野生植物 草本I単子葉類』p.49〕〔『山溪カラー名鑑 日本の野草』p.633〕。ミドリユキザサ(緑雪笹)という場合もある〔『新牧野日本植物圖鑑』p.865〕。
APG植物分類体系では、ヤマトユキザサは、ユリ目ユリ科からキジカクシ目キジカクシ科に分類される〔〔大場『植物分類表』pp.54-57〕。また、としては、旧ユキザサ属(ユキザサぞく、学名:''Smilacina''、漢字表記:雪笹属)に属していたが、旧ユキザサ属は、マイヅルソウ属に含められた〔。
== 特徴 ==
地下に肥厚した直径約7mmになる根茎があり、不明瞭な結節をつくり横に這う。同属のユキザサに似るが、やや大型で、の高さは35-70cmになり、上部で斜上し、開出する短毛が生える。は茎の上部に8-11個互生し、葉身は長さ10-15cm、幅3-6cmになる長楕円形または狭長楕円形で、葉の縁は波を打ち、葉の裏面に毛が多い〔〔〔〔。
花期は6-7月。茎先に円錐花序をつけ、小さいを多数つける。雌雄異株で、雄株の花序は広く開いた円錐花序に、雌株の花序はやや狭い円錐花序となる。花序には軟毛が密生する。雄花、雌花とも花被片は緑白色で6個あり、長さは約4mmになる。雄蕊は6個あり、花被片より短い。雌花の雌蕊の花柱は短く、柱頭は明らかに3深裂する。果実は球形の液果で、赤く熟す〔〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヤマトユキザサ」の詳細全文を読む




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