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エウテルペー()は、ギリシア神話の女神の1人で、ムーサイの一員である。抒情詩のムーサ。長母音を省略してエウテルペとも表記される。 「喜ばしい女」の意で、ギリシア語の (ふさわしい)と (喜ばす)から。 ゼウスとムネーモシュネーの間の娘であり、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹〔ヘーシオドス、76〜79、915〜917。アポロドーロス、1巻3・1。〕。ムーサイひとりひとりに役割が与えられた時に「快を与えるもの」として性格付けられ、後には抒情詩のムーサとされた。アウロスないしはフルートを持って描かれる。 アウロスの発明者だとも言われているが、その点ではマルシュアースの方が有名である。アポロドーロスによると、エウテルペーはストリューモーン河によって孕み、男の子レーソスを生んだ。レーソスはトラーキア人を統べることとなったが、トローイアでディオメーデースにより殺害された〔アポロドーロス、1巻3・4ほか。〕。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エウテルペー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Euterpe 」があります。 スポンサード リンク
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