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ユキノシタ属 : ウィキペディア日本語版
ユキノシタ属[ゆきのしたぞく]

ユキノシタ属(ユキノシタぞく、学名:''Saxifraga''、和名漢字表記:雪の下属)はユキノシタ科の一つ。以前はバラ目に分類されていたが、APG植物分類体系ではユキノシタ目とされている。
== 特徴 ==
多年草まれに一年草。植物体に腺毛が生じるものが多い。は落葉性で、単葉。萼片は基部で合着し、皿形ときに鐘形の萼筒になる。は放射相称または左右相称で、左右相称のものの花弁は下側の2弁が他の3弁より長い。花弁はふつう5弁で、白色、黄色、淡紅色になり、しばしば紫色や濃黄色の斑点がある場合がある。雄蘂は10個。雌蕊はふつう2個の心皮からなるが、ときに3-6個のものがあり、子房は上位または中位。種子は小型の楕円形で多数ある〔『日本の野生植物 草本II 離弁花類』pp.168-172〕。
北半球の温帯から寒帯に約300種知られる。その他、数種がアフリカ、アジアの熱帯、南アメリカに分布する。日本には16種が分布し、うち、エゾノクモマグサ、フキユキノシタ、ジンジソウ、ハルユキノシタ、センダイソウ、エチゼンダイモンジソウの6種が日本固有種である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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