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ヨウ化カリウム(ヨウかカリウム、Potassium Iodide)は、カリウムとヨウ素からなる無機化合物。化学式 KI、式量 166.00で、潮解性を持つ無色の固体。 水酸化カリウムとヨウ化水素酸の反応によって得ることができる。水溶液中では電離してヨウ化物イオンとカリウムイオンになっている。硫酸の存在でヨウ素が遊離するので、この性質を用いて滴定反応に広く用いられる。極性溶媒に容易に溶ける。工業的にはヨウ化化合物を作るための材料として用いられる。また、水には溶けにくいヨウ素がヨウ化カリウム水溶液には三ヨウ化物イオン(I3−)となって溶解し、ヨウ素ヨウ化カリウム溶液となる。この溶液はヨウ素液と通称され、ヨウ素デンプン反応を起こす。 また、空気酸化と光によって徐々にヨウ素が遊離し、黒ずむので、遮光の上、密栓して保存する。 == 用途 == 通常は、ヨウ素ヨウ化カリウム液などのヨウ素液類の調製や、酸化性雰囲気下でのヨウ素の遊離による定色を利用して、滴定反応や、残留塩素の測定(ジエチルパラフェニレンジアミン法。俗に言うDPD法)などに広く用いられている。また、アンモニアの検出によく使われていたネスラー試薬や、アルカロイド、第三級アミンの検出に使われるドラーゲンドルフ試薬の調製にも使われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨウ化カリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Potassium iodide 」があります。 スポンサード リンク
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