翻訳と辞書
Words near each other
・ ヨコハマ解放区
・ ヨコハマ買い出し紀行
・ ヨコハマ買出し紀行
・ ヨコハマ鉄道模型フェスタ
・ ヨコハマ開放区
・ ヨコバイ
・ ヨコバイガラガラヘビ
・ ヨコバイ亜目
・ ヨコバイ科
・ ヨコフウズラ
ヨコフリオウギビタキ
・ ヨコミゾマコト
・ ヨコモ
・ ヨコヤマコーポレーション
・ ヨコヤマコーポレーション (岡山県)
・ ヨコレイ
・ ヨコワミドロ目
・ ヨゴレ
・ ヨゴレ (魚類)
・ ヨゴレザメ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヨコフリオウギビタキ : ミニ英和和英辞書
ヨコフリオウギビタキ
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ヨコフリオウギビタキ : ウィキペディア日本語版
ヨコフリオウギビタキ

ヨコフリオウギビタキ(横振扇鶲、、学名: ''Rhipidura leucophrys'')は、スズメ目オウギビタキ科オウギビタキ属鳥類の1種である。オーストラリアニューギニア島ソロモン諸島ビスマルク諸島インドネシア東部に自然分布する。その分布域のほとんどにおいて普通種で身近な鳥の一つであり、大部分が深い森林から離れた環境に生息している。全長は約20cm (19.0-21.5cm) で、上面はほぼ全体が黒くて下面は白く対照的な色彩をもつ。雌雄同色。3亜種が認められており、基亜種 ''Rhipidura leucophrys leucophrys'' がオーストラリア中・南部に分布し、小型の ''R. l. picata'' がオーストラリア北部に、大型の ''R. l. melaleuca'' がニューギニア島およびその周辺の島々に分布する。
英名は Willie Wagtail であるが、セキレイ属 ''Motacilla'' からなる実際のセキレイ類 Wagtails とは無関係であり、本種はオウギビタキ属 ''Rhipidura'' の1種で、カラス類オウチュウ類フウチョウ類などを含む「狭義のカラス上科」グループの1つに分類される。このグループにおいてオウギビタキ類はオウチュウ科 Dicruridae に置かれたりするが、一部の専門家はそれらを独立する小さな科であるオウギビタキ科 Rhipiduridae とするのに十分なはっきりとした根拠を認める。
ヨコフリオウギビタキは食虫性であり、開けた生息環境のなかで餌を追うことに多くの時間を費やす。その一般名は、地面で採餌する時、水平に尾を振るその習慣に由来する。攻撃的で縄張りをもつヨコフリオウギビタキは、しばしばワライカワセミオナガイヌワシのようなはるかに大きな鳥を攻撃する。本種は人による地表の改変によく対応し、都市の芝地、公園、庭園によく見かける。本種は各地のアボリジニ(先住民)の伝承において、悪いうわさの担い手あるいは秘密を盗むものとしてよく登場する。
== 分類 ==
ヨコフリオウギビタキは、1801年に鳥類学者により、ツグミ属の ''Turdus leucophrys'' として初めて記載された。その種小名は古代ギリシア語の ''leukos'' 「白」と ''ǒphrys'' 「眉」による。そのほか初期の学名にとしては、ヴィエロットによってサメビタキ属とされた ''Muscicapa tricolor'' や、1827年に博物学者とにより ''Rhipidura motacilloides'' として、オウギビタキ属 ''Rhipidura'' を新たに設けたものなどがある。その属名 ''Rhipidura'' は、古代ギリシア語の ''rhipis'' 「扇」と ''oura'' 「尾」による〔。
ほか初期の著者は、一般に知られる英名に留意しながらも、本種を Black-and-white Fantail と称した。しかし一方で "Willie Wagtail" が1916年以降、急速に広く受け入れられるようになった。'Willie' の語源ははっきりしないが 'Wagtail' はその活発な挙動に由来する〔Boles, p. 381〕。その英名は、マン島および北アイルランドタイリクハクセキレイ (''Motacilla alba'') の斑(まだら)な亜種に対して口語的に使われていた。
ほかに俗名では、Shepherd's Companion (羊飼いの友〈家畜 について行くため〉)、Frogbird (カエル鳥)、Morning Bird (朝の鳥)、Australian Nightingale (オーストラリアのサヨナキドリ)などがある〔Boles, p. 387〕。多くのアボリジニの名称は擬声語であり、その叱り鳴くような鳴き声による〔Boles, p. 382〕。 ''Djididjidi'' はキンバリー地域の名前であり、''Djigirridjdjigirridj'' はアーネムランド西部のグウィング(ガンウィング、Gunwinggu)で使われている。にあるアリススプリングスの南西のピチャンチャチャラ (Pitjantjatjara) 語では ''tjintir-tjintir(pa)''。カミラロイ (Kamilaroi) のあいだでは ''thirrithirri''。
ブーゲンビル島においては、西海岸のベノニ (Banoni) 語では ''Tsiropen'' と呼ばれ〔Hadden, p. 270〕、またキエタ地区の Awaipa では ''Maneka'' と呼ばれる〔Hadden, p. 268〕。ソロモン諸島ピジン語では、本種の黒と白の色彩から、時に ''polis'' (、警察)または ''pris'' (、聖職者) bird と呼ばれる。
ヨコフリオウギビタキ()は、セキレイ科 Motacillidaeユーラシア大陸セキレイWagtails とは無関係であり、本種はオウギビタキ属 ''Rhipidura'' の1種である。一部の専門家は、カササギビタキ類とともにオウチュウ科 Dicruridae を含めオウギビタキ亜科 Rhipidurinae としてそれらをこのグループに分類するが、一方で他の学者はそれらを独立したオウギビタキ科 Rhipiduridae とするに十分なはっきりとした正当な理由を認めている。1980年代末から1990年代初頭の早期分子研究において、オウギビタキ類は多くの熱帯やオーストラリアのスズメ目の鳥類からなるカラス小目 Corvida として知られる主たるオーストラリア産鳥類の大きなグループに属することが明らかになった。さらに最近、分類がより厳密になり、オウギビタキ類は、カラス類モズ類フウチョウ類カササギビタキ類オウチュウ類オオツチスドリ類とともに「狭義のカラス上科」のグループに分類されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヨコフリオウギビタキ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.