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ヨシまたはアシ(葦、芦、蘆、葭、学名: )は、イネ科ヨシ属の多年草。 「ヨシ」という和名は、日本の国を『豊葦原(とよあしはら)の国』(日本書紀)とも呼ばれ、更級日記で関東平野の光景を「武蔵野の名花と聞くムラサキも咲いておらず、アシやオギが馬上の人が隠れるほどに生い茂っている」と書き残したように、平安時代までは西では「アシ」と呼ばれていた。しかしその後「アシ」が「悪し」を連想させ、縁起が悪いとして「ヨシ」となった。そのため「アシ」「ヨシ」の呼び方の違いは地域により変わるのではなく、新旧の違いでしか無い。 標準和名としては、ヨシが用いられる。これらの名はよく似た姿のイネ科にも流用され、クサヨシ、アイアシなど和名にも使われている。 3 - 4の種に分ける場合があるが、一般的にはヨシ属に属する唯一の種とみなされている。日本ではセイコノヨシ( (Retz.) Trin.)およびツルヨシ( Steud.)を別種とする扱いが主流である。 == 特徴 == 条件さえよければ、地下茎は一年に約5m伸び、適当な間隔で根を下ろす。 垂直になった茎は2 - 6mの高さになり、暑い夏ほどよく生長する。 葉は茎から直接伸びており、高さ20 - 50cm、幅2 - 3cmで、細長い。 花は暗紫色の長さ20- 50cmの円錐花序に密集している。 ファイル:Phragmites australis rhizome kz.jpg|地下茎 ファイル:Roseau du bord de Saône 2.jpg|葉 ファイル:Phragmites australis blossom.jpg|穂 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨシ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Phragmites 」があります。 スポンサード リンク
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