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ヨヒンビン()は、分子式C21H26N2O3で表されるアルカロイドである。アカネ科の植物ヨヒンベ(''Pausinystalia yohimbe'' Pierre)から発見された。骨格的にはラウオルフィアアルカロイド(Rauwolfia Alkaloid)に属する。 ヨヒンビンはα受容体拮抗薬であり血管壁に分布するα1受容体遮断作用も交感神経系に分布するα2受容体遮断作用をも示す。あるいは中枢におけるセロトニンに対する拮抗作用も知られている。 血管拡張に作用する抗アドレナリン作用のα1受容体遮断作用より交感神経に作用するα2受容体遮断作用の方が強い。抗アドレナリン作用の発現量では副作用を示すために臨床的には利用されない。 また催淫作用があるとされているが、作用機序的には生じた興奮を減弱させる因子を遮断するように働くと考えられる。興奮にたいして積極的には作用しないので増量しても効果が増強するよりはむしろ副作用の発現・増強を心配する必要がある。副作用としては嘔吐や大量服用の場合は延髄麻痺による死亡例が知られている。〔ヨヒンビンの作用機序について 大東製薬工業株式会社〕 == 関連項目 == *アドレナリン作動性効果遮断薬 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨヒンビン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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