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ヨロイザメ
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ヨロイザメ
ヨロイザメ(学名:''Dalatias licha'')はヨロイザメ科のサメの一種。ヨロイザメ属唯一の種である。生息域は世界中に散在しており、通常は水深200から600mの海底で生活している。肝臓には豊富な肝油が含まれ、水深の深いところに潜る際に役立っている。細長い体や、とても短く丸い頭、大きな目、唇のように厚い口などが特徴。上顎についた歯は短く幅が狭いが、下顎についた歯は大きくのこぎり状になっている。全長は成魚で通常1.0-1.4mほど。 群れを作らない肉食魚で、大きな歯と強い噛む力を持つ。魚、甲殻類、頭足類、クラゲなど様々な物を捕食し、それらの死骸を食べることもある。また、同科のダルマザメと同様に自分より大きな動物を襲うこともある。本種は卵胎生で、10-14歳ごろに繁殖可能となる。肉や皮、肝油を得るために漁業の対象となり、主に日本やポルトガルなどで水揚げされているが、ポルトガルのアゾレス諸島などでは乱獲等の影響で水揚げ量が落ちており、IUCNは本種の保全状態評価を準絶滅危惧としている。 == 分類 == 当初は ''Squalus licha'' という学名でフランスの博物学者ピエール・ジョセフ・ボナテールによって1788年に記載された。これがのちにによって記載されたシノニムからとられた、現行のヨロイザメ属(''Dalatias'')に移された。しかしながらラフィネスクが命名した''D. sparophagus''という学名は「国際動物命名規約上の疑問名に相当しふさわしくないため属名には''Scymnorhinus''を使う方が良い」と主張する学者もいる。属名の''Dalatias''はギリシャ語で「たいまつ」という意味の''dolos''あるいは''dalou''に由来する〔。また、種小名の''licha''は本種のフランス語名である''la liche''に由来する。和名は硬い皮膚に由来する「ヨロイザメ」で、他にもひれの形(英名:kitefin shark)や皮膚の色(中国名:黑黒鮫)などにちなんで各地域で様々な名前がつけられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨロイザメ」の詳細全文を読む
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