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ヨーク級重巡洋艦(York class heavy cruiser)はイギリス海軍が建造した重巡洋艦である。 == 概要 == 1922年に締結されたワシントン条約の制限下、1920年代後半に建造された条約型巡洋艦。しばしば前級のカウンティ級の一部と見なされることもあるが、ヨーク級はカウンティ級よりも装甲が強化され、代償として砲塔は1基少ない3基のみであった。5隻の建造が計画されていたが、ヨークとエクセターの2隻が建造された。ロンドン条約の締結後に重巡洋艦へ類別が変更された。 イギリス海軍は第一次世界大戦の影響で予算に乏しかったため、ワシントン条約で定められた一万トン内で可能な限りの大きさで建造されたケント級(Kent class)ロンドン級(London class)ノーフォーク級(Norfolk class) などのカウンティ級重巡洋艦群よりも、小ぶりで安価な重巡洋艦が必要であった。当時、他国の海軍でも予算の面で難があった場合は武装と装甲、または速度の性能に目をつぶって設計されていた。このうち、イギリス海軍は前者を選び、X砲塔(3番砲塔)を取り除いて8インチ砲を6門に減じた。全長を15m(50フィート)、全幅を2.7m(9フィート)縮小したが、速度性能を維持するため機関を縮小できず前級のままとし、乗組員50名を減じた。その結果、ヨークは排水量を1,750トン軽減することに成功したものの、費用は250,000ポンド、10%の節約にしかならず、攻防力バランスのとれた艦であったが、非経済的な巡洋艦だった。 本級以後、イギリス海軍は質より量を優先し、重巡洋艦の建造を断念して軽巡洋艦の量産配備に専念することとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨーク級重巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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