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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 互換 : [ごかん] 1. (n,vs) transposition 2. interchangeable 3. compatible (e.g., PC) ・ 互換性 : [ごかんせい] (n) compatibility
ライセンスの互換性(ライセンスの共存可能性、License compatibility)とは、著作権に基づく著作物に適用されるライセンス、とりわけソフトウェアパッケージのライセンスについて、異なるライセンスを持つ著作物を組み合わせることが可能であるか否かの判断を指す。新しい著作物を作成する目的で複数のパッケージのソースコードや複数の著作物のコンテンツを組み合わせ、著作権法に則り合法的に頒布することができなくなるような、矛盾した要求を含むライセンスについての問題が、本稿の主題である〔 〕。 == 概要 == 例えば、一方のライセンスが「''改変バージョンは任意の広告事項において、開発者を言及しなければならない''」(オリジナルBSDライセンスの宣伝条項)と主張するものの、他方のライセンスでは「''改変バージョンには追加的な一切の告知要求を含めることはできない''」と主張していたと仮定する。もし一方のライセンスで許諾されたソフトウェアパッケージを他方のライセンスを採用したものと組み合わせると、同時に満たすことは不可能であるから、この「結合した著作物」は法に則って頒布できなくなるだろう。このようなとき、2つのパッケージのライセンスは非互換(互いに両立しない ''incompatible'')である。ただし、両ソフトウェアの著作権者から直接両ソフトウェアの頒布を許可されれば可能となるが、著作権者(著作者だけではないことに注意)は各ソフトウェア(とりわけ大規模なFLOSS)において多数存在する場合がある〔 〕。 Open Source Initiative(OSI)またはフリーソフトウェア財団(Free Software Foundation, FSF)に承認されている任意のライセンスが必ずしも互換性があるとは限らないので、そのようなライセンスのもと許諾されたソースコードを混合することは常に可能ではない。例えば、Mozilla Public License(MPL)のもとリリースされたコードとGNU General Public License(GPL)で許諾されるコードを混合して新たなソフトウェアを作成した際、GPLまたはMPLの条項に違反しないよう頒布する手段などない(両ライセンスはOSI、FSF双方に承認されているにも関わらず)。Mozilla製品はMPLとGPLなどを含むマルチライセンスで許諾されているためこのような問題はない。幾つかよく利用されるライセンスに互換性があるか否かのリストが存在する〔 〕〔 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ライセンスの互換性」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 License compatibility 」があります。 スポンサード リンク
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