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ラグ・ボール : ミニ英和和英辞書
ラグ・ボール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ラグ・ボール : ウィキペディア日本語版
ラグ・ボール[ちょうおん]

ラグ・ボール寺沢武一の漫画、『コブラ』並びにそれを原作とするアニメなどに登場する架空の球技。
ベースボールと、アメフト〔作中では「アメラグ」と表記されている。アメリカン・ラグビーの略であり、「アメフト」の呼称が一般的となる以前の『コブラ』連載当時はこう呼ばれていた。〕を一緒にしたスポーツである。

==ルール==
野球のルールをベースとしていて、野球場のような球場で試合を行うが、前半戦、後半戦の間に30分のハーフタイムを挟む形で行われる。劇中ではコブラの所属チームが逆転サヨナラ勝ちをしているため、同点による延長戦などは描かれていない。前半と後半はそれぞれ時間が定められており〔劇中で表示される残り時間が20分以上となっているコマがあるため、それ以上の時間であることは確かだが正確な時間は不明である。〕、スコアなどが表示される電光掲示板には残り時間が表示される。野球同様に守備側が3アウトをとると攻守交替が行われるが、9イニングまで戦うのではなく、前半、後半それぞれの制限時間内でこれを繰り返す形で行う。タイムアウトを迎えると3アウトでなくても攻撃側は攻撃が終了となり、これが前半の場合、後半開始の際に攻守交替が行われる。
ピッチャーがスロー・マシン(後述)から球を射出して、バッターから野球同様に3回ストライクを決めれば打者はアウトになる。球を打たれた場合、内野手は球を持っている限り、走者に対しエルボー、パンチ、キックなどによるあらゆるブロックが許されるが、そうした攻撃は走者の方も許されており、クロスプレーの際の負傷・死亡が頻繁に発生する。
打球がゴロの場合、守備側選手が打球を捕球、一、二、三塁手に送球するまでは野球と同一だが、この後球を受けた選手は打者もしくは走者へのブロックが必須となる。ラグ・ボールにおいては守備側選手がボールを持った状態で走者より先に塁に触れても打者はアウトにならず、塁を踏ませないよう走者をブロックして初めてアウトが成立する。逆に言えば平凡なゴロでも走者が守備選手のブロックをかいくぐって塁に触れればセーフになるため、塁上、特に打者が最初に向かう一塁では激しい戦いの応酬となる。
フライに関しても、捕球しただけでは内外野、およびフライ、ライナー問わずアウトは成立せず、守備側選手はバッターランナーへのブロックが必須となる。これは飛球が地面に落下する前に捕球された場合も同様である。外野へ打球が飛んだ場合、外野手が捕球後内野手に送球し、ゴロの場合と同様内野手がブロックを成功させて初めてアウトが成立する。
以上のように球を打たれた場合には殆どの場合ブロックが必要となるため内野手には屈強な肉体や高い肉弾戦闘能力を持つことが不可欠である。特にブロック機会の多い一塁手は本スポーツの花形選手であり、チーム内でも優秀な選手がつく。
なお、ブロックについてはあらゆる状況で許されるわけではなく、守備側選手が球を持っていない場合や、塁手が捕球した時にランナーが塁上にいる場合は両軍選手ともに攻撃ができず、攻撃した場合反則行為となり、ペナルティがかけられる〔劇中では一軍チームのゲルドが球を持っていないにもかかわらずランナーのゲックをブロックし死亡させている。しかし、オーナーのランドの一声で試合中の「事故」として処理された。〕。逆に打者及び走者については塁上にいなければ守備側選手への攻撃行為は可能であり、劇中では一軍チームの一塁走者ドラゴンが打者ドブラーが打球を放った瞬間に塁を離れ、直後振り返って一塁手コブラに対し攻撃している。
前述したとおりブロック時のクロスプレーではあらゆる攻撃が許されており、それが一試合に頻発するためこの競技はケガ人や死人が多く出る危険なスポーツとなっている。さらに試合中、もしくは練習中においてプレー中に相手を死亡させても罪には問われない〔これは現代の格闘技でも同様で、違法性阻却事由の一つ・正当行為である〕ため、互いに手加減無しで攻防を繰り広げることもそれに拍車をかけている〔劇中ではレッド・サクソンズの一軍選手ダン・ブラッドが昨シーズン13人の相手選手を試合中に殺したと語られている。〕。加えてアニメ版では乱闘が発生した場合も警備兵により射殺されるという設定になっており、総じて命がけのスポーツと言える。しかし、逆にそのスリリングさがラグ・ボールの人気の要因の一つでもあり、観客も激しいクロスプレーを楽しみにしている。
試合中は選手交代が認められていない。そのため、負傷や死亡などでメンバーが欠けるとそれが致命的な戦力ダウンにつながることもある。こうした状態で守備側に回った場合、残った選手間でポジション変更が可能だが、空いたポジションの守備範囲を残ったメンバーでカバーしなくてはならないため、メンバー一人あたりの守備の負担が大きくなる。また、負傷者が続出した場合、試合の続行が困難となる。前後半戦という時間制を導入しているのも、このように負傷者が絶えない競技のためだと推察される(回数制だと負傷者が続出して、試合の続行が不可能=試合が成立しないケースが起こる)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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