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秋葉原ラジオ会館(あきはばらラジオかいかん)は、株式会社秋葉原ラジオ会館所有の東京都千代田区外神田一丁目にある商業ビル、及びその建て替えに伴う代替ビル群。通称「ラジカン」。 建物としては1962年竣工の旧ビル、旧ビルを取り壊した跡地に2014年に竣工した新ビルの2つがある。本記事では双方について扱う。 == 概要 == === 旧ラジオ会館 === 東日本旅客鉄道(JR東日本)秋葉原駅電気街口を南側に出た目の前の正面に設置された「世界の ラジオ会館 秋葉原」と書かれた大きなネオン看板が目立つ、秋葉原の顔ともいうべき建物であった。主に家電、オーディオ、パソコン、コンピュータゲーム、模型、プラモデル、玩具、書籍、VHS・DVDソフトなどを販売する店舗がいくつも入居、8階では貸ホール(貸会議室)の営業も行われていた。 「ラジオ」という名称は開業当時は無線機のみならず、電子機器全般の代名詞としても広く用いられていたものであり、秋葉原にある他の「ラジオ」等の名の付く小規模店舗が集まるビルと同じく、当初は戦後占領期にGHQが露店の排除命令を出したことで、行き場を失った電器店の営業拠点の提供を目的に建設された。こうした経緯により開業当初より電気製品・部品を扱う店が多く入居していたが、時代とともに一般家電、オーディオ、パソコンなど入居する店の扱う商品も変化していった。特にパソコンに関しては、日本電気や富士通、日立製作所、東芝、三菱電機といった大手メーカーのショールームが一時期集中していた。Bit-INN LOUNGE(旧・Bit-INN東京)が2001年8月まで入居していたラジオ会館7階には、「パーソナルコンピュータ発祥の地」というプレートが設置されていた。 また創業者の七條兼三が日本将棋連盟・日本棋院の有力支援者であった関係から〔将棋界の大旦那「七條兼三」(1) - 将棋ペンクラブログ・2010年6月29日〕〔河口俊彦『盤上の人生 盤外の勝負』(マイナビ)〕、8階の社長室には和室や日本庭園が設けられ、プロ棋士との対局場としても使われていた〔ラジオ会館閉鎖直前の廃墟感溢れる風景100連発! - ASCII.jp・2011年10月28日〕。 その後、パソコンメーカーのショールームが次々と撤退、家電やオーディオを扱う店も経営悪化で縮小・撤退し、その空きスペースに漫画、トレーディングカード、ガレージキットなどを扱う店舗が入居していった。 秋葉原のランドマークの一つとして親しまれたラジオ会館であったが、旧本館が築50年近く経過して老朽化が進み、東京都から建物の耐震性の問題が指摘されていた。2010年9月には一部のマスコミで2011年夏に閉館し取り壊すこととなったと報じられ、2011年4月には、同年7月末に閉館し8月に取り壊し工事に着手、2014年春頃に地上10階地下2階の新ビルが完成する計画が発表された。 旧本館は2011年4月より入居店舗が順次移転・閉店し、同年8月4日に丸山無線が閉店したのを最後に全ての店舗の撤退が完了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋葉原ラジオ会館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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