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ラスムス・ラスク
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ラスムス・ラスク
ラスムス・クリスチャン・ラスク(Rasmus Christian Rask、1787年11月22日 - 1832年11月14日)はデンマークの言語学者・文献学者。1823年からコペンハーゲン大学で文学史の教授を務めた。 インド・ヨーロッパ語族の源流を科学的に研究する比較言語学は、フランツ・ボップ、ラスムス・ラスク、そしてグリム兄弟として有名なヤーコプ・グリムの3人から始まった。この3人はウィリアム・ジョーンズがヨーロッパ諸語とサンスクリットの共通点を指摘した後に出生、研究の初出年も生没年も近似している。 早くから語学に才能を示し、北ゲルマン語派で唯一古風な形を保つアイスランド語に興味を持ったことで、ゲルマン語派・ギリシャ語・ラテン語の子音に法則があることを見抜き、それを1818年「古代ノルド語すなわちアイスランド語の起原に関する研究」という書籍で解説した。だが、執筆に使われた母国語のデンマーク語は学会では主流でなかったため、この法則は翌年のグリムによる「グリムの法則」として名を残すことになった。 その後はイラン語派のアヴェスタ語と、インド・アーリヤ語派のヴェーダ語が同根であることを指摘したりしたが、サンスクリット語の学習のためインドに渡った後、なぜか比較言語学から身を引き、スペイン語の研究書等を執筆した後、比較的早く没した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラスムス・ラスク」の詳細全文を読む
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