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ラス・ダシャン山(アムハラ語:ራስ ደሸን ''rās dāshen''(ラース・ダーシェン)「東風の防壁」〔『コンサイス外国山名辞典』、571頁〕の意)は、エチオピアの最高峰、かつアフリカで4番目に高い山〔藤本「ラスダシャン山」『世界地名大事典』3、1066頁〕。ラス・ダシェン山、ラス・デジェン山とも表記される。標高は4550m〔〔。最も一般的なラス・ダシェンという呼称はアムハラ名のラス・デジェンが転じたもので、エチオピア製図局 (EMA) はこれを「皇帝の御前で戦う将軍」という意味だとしている〔Erik Nilsson, "Traces of Ancient Changes of Climate in East Africa: Preliminary Report" , ''Geografiska Annaler'', 17 (1935), p. 13〕。エチオピアでは「ラス・デジェン」という呼び名が一般的である〔。 == 環境 == エリック・ニルソンによれば、この山は「テケゼ川に合流する無数の峡谷によって北半分が何千メートルもえぐられた巨大火山」のへりの東端である。その西部にあたるビュアト山とのあいだには、メシャハ川の峡谷がある〔。メシャハ峡谷には断崖絶壁がそびえるが、東面は比較的緩やかである〔。語源の「東風の防壁」が意味する通り、山には強い風が吹き付ける〔。山の一部はシミエン国立公園に含まれ、ゲラダヒヒ、ワリアアイベックス、アビシニアジャッカル、クリップスプリンガー、アビシニアハイラックスなどの希少種が生息している〔。 山頂は雪線よりやや下に位置する〔鈴木「ラスダシャン山」『世界地名大事典』8巻、1394頁〕。1841年、フランス人士官のフェレとガルニエがヨーロッパ人として初めて登頂に成功した。それ以前に土着民が登はんしたという証拠はないが、山頂の気候や気象条件は比較的おだやかで、高所にも牧畜を営む村が存在する。12月から3月にかけての乾季が登頂に適し、6月から9月にかけての雨季の登頂は困難である〔。山頂まで1時間もかからない標高4300m付近にある小さな砦では、19世紀に戦闘が起きた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラス・ダシャン山」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ras Dashen 」があります。 スポンサード リンク
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