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ラセミ化反応 : ミニ英和和英辞書
ラセミ化反応[はんのう]
racemization
===========================
ラセミ化 : [らせみか]
 【名詞】 1. racemization 2. racemisation
: [か]
 (suf) action of making something
: [はん, たん]
  1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism 
反応 : [はんのう]
  1. (n,vs) reaction 2. response 
ラセミ化反応 ( リダイレクト:ラセミ化 ) : ウィキペディア日本語版
ラセミ化[らせみか]
ラセミ化 (ラセミか、racemization) とは有機化学や無機化学においてある物質がキラリティーを持っているとき、量が多い方のエナンチオマーがもう一方のエナンチオマーに変わることによって系の鏡像体過剰率 (ee) が減少、または消失するような化学反応。反応の要因は熱、あるいは酸や塩基などの反応剤である。原系が旋光性を持っていた場合はそれが弱まるか、消失する。
ほか、ee を持つ物質を基質とした不斉合成反応で、生成物の ee が基質の ee よりも低下している場合に「ラセミ化が起こった」と表現する。
不斉炭素を複数持つジアステレオマー異性を持つ化合物において、片方のジアステレオマーの不斉炭素の立体配置がひとつだけ反転してもう一方のジアステレオマーに変わる場合は厳密にはラセミ化にはあたらない。この場合、不斉炭素の立体配置が反転する現象は エピ化、エピメリ化 (epimerization) と呼ばれる。糖の変旋光はエピ化の一種である。
== 立体化学 ==
キラルな分子には光学的な性質が異なる二種類のエナンチオマーがあり、左旋性のエナンチオマー((−)体)は直線偏光の偏光面を左に、右旋性のエナンチオマー((+)体)は右に回転させる。系の ee が減少すると左旋性と右旋性が相殺して旋光性が減少する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラセミ化」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Racemization 」があります。




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