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latex =========================== ・ テックス : [てっくす] 【名詞】 1. rough texture 2. texture 3. (P), (n) rough texture/texture
ラテックス (latex) は水中にポリマーの微粒子が安定に分散した系(エマルジョン)であり、自然界に存在する乳状の樹液や、界面活性剤で乳化させたモノマーを重合することによって得られる液を指す。様々な植物から得られる乳状の樹液は、空気に触れると凝固する。タンパク質、アルカロイド、糖、油、タンニン、樹脂、天然ゴムを含む複雑なエマルジョンである。植物から分泌されるラテックスはほとんどの場合白いが、黄、オレンジ、緋色の場合もある。 樹液を加工して作られる、伸縮性にとんだ薄い材料のことも指す。 == 由来 == ラテックスを作り出す細胞または道管は乳液系 (laticiferous system) を構成するが、これには2種類の異なる形式がある。多くの植物では、乳液系は茎または根の成長点に沿って列を成す細胞で構成されている。これらの細胞の間の細胞壁は固着して一続きの管となっており、これは乳管と呼ばれる。この形式はケシ科、ゴムノキ、Cichorieae族の植物に見られる。Cichorieae族はキク科に分類される植物群の一種で、組織中にラテックスを含むことによって識別される。タンポポ、レタス、ホークウィード、サルシファイ(セイヨウゴボウ)などがこの族に含まれる。 一方、トウワタ属(ミルクウィード)やトウダイグサ科の乳液系は全く異なる。乳細胞が種から生長する際に早期から分化し、植物体が育つに従って全体に広がっていく。成熟した植物体の全ての乳液系は、胚に存在する単独の、または数個集まった細胞から形成されたものである。乳液系は成体の根、導管、葉、まれに果実などあらゆる部分にわたって存在し、皮層に特によく見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラテックス」の詳細全文を読む
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