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ラテンアメリカの日本人 : ミニ英和和英辞書
ラテンアメリカの日本人[ひと]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten
: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日本 : [にっぽん, にほん]
 【名詞】 1. Japan 
日本人 : [にほんじん]
 【名詞】 1. Japanese person 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
本人 : [ほんにん]
 【名詞】 1. the person himself 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

ラテンアメリカの日本人 : ウィキペディア日本語版
ラテンアメリカの日本人[ひと]

ラテンアメリカの日本人』(原題:''The Japanese in Latin America'' )は、2004年イリノイ大学出版部から出版された研究書である。著者は Daniel M. Masterson 。また、 Sayaka Funada-Classen が日本語に関連する研究補助として執筆に参加している〔Takenaka, p. 573.〕。本書は、ラテンアメリカにおける規模の大きい日本人集団、及び、他のあまりよく知られていない日本人ディアスポラのすべてについて論じている〔Tsuda, p. 161.〕。国別にみると、アルゼンチンボリビアブラジルチリコロンビアパラグアイペルーウルグアイキューバドミニカ共和国メキシコにおける日本人日系人について論じる〔Moore, p. 630.〕。
本書の大部分がこれらの日本人グループの辿った歴史について書かれており、また、2004年時点の日本人コミュニティの現状についての情報も与えられている〔Tsuda, p. 161.〕。 本書の記載は一次資料オーラルヒストリー、二次資料に基づく〔Lesser, p. 535. 〕。 さらに、著者 Masterson による公文書の研究、関係者へのインタビューもある。公文書のほとんどはアメリカ、メキシコ、ペルーのものである〔Moore, p. 630.〕。資料の記載言語は英語、日本語、ポルトガル語、スペイン語に及ぶ〔Takenaka, p. 573.〕。本書は Roger Daniels 編集の「アジア系アメリカ人の辿った軌跡( "The Asian American Experience" )」叢書の一冊である〔Lesser, p. 535. 〕。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の Takeyuki (Gaku) Tsuda の本書のレビュー(2004)によると、「現時点でラテンアメリカにおける日本人ディアスポラに関する最も包括的な概説書」であるという〔Tsuda, p. 161.〕。同様に本書をレビューしたブリンマール大学の Ayumi Takenaka は、「それぞれ相異なるラテンアメリカ諸国への日本人移民を包括的に捉えようとした最初の試み」と書いた〔Takenaka, p. 574.〕。
エモリー大学の Jeffrey Lesser は、本書がカリブ海諸国とラテンアメリカの研究者、アメリカ合衆国のエスニック・スタディーズの研究者双方にとって、有益な本であると評した〔Lesser, p. 535. 〕。 Lesser によると、その理由は、前者、カリブ海諸国とラテンアメリカの研究者にとっては、彼らが「人種エスニシティを、伝統的に単なる黒人白人の問題として取り扱ってきた」からであり、後者、アメリカ合衆国の研究者にとっては、「ディアスポラ的経験がアメリカ合衆国だけに限定されるものではない理由を本書の注意深く実証的な研究から明らかになる」からである〔Lesser, p. 535. 〕。'The Japanese in Latin America'' )は、2004年イリノイ大学出版部から出版された研究書である。著者は Daniel M. Masterson 。また、 Sayaka Funada-Classen が日本語に関連する研究補助として執筆に参加している〔Takenaka, p. 573.〕。本書は、ラテンアメリカにおける規模の大きい日本人集団、及び、他のあまりよく知られていない日本人ディアスポラのすべてについて論じている〔Tsuda, p. 161.〕。国別にみると、アルゼンチンボリビアブラジルチリコロンビアパラグアイペルーウルグアイキューバドミニカ共和国メキシコにおける日本人日系人について論じる〔Moore, p. 630.〕。
本書の大部分がこれらの日本人グループの辿った歴史について書かれており、また、2004年時点の日本人コミュニティの現状についての情報も与えられている〔Tsuda, p. 161.〕。 本書の記載は一次資料オーラルヒストリー、二次資料に基づく〔Lesser, p. 535. 〕。 さらに、著者 Masterson による公文書の研究、関係者へのインタビューもある。公文書のほとんどはアメリカ、メキシコ、ペルーのものである〔Moore, p. 630.〕。資料の記載言語は英語、日本語、ポルトガル語、スペイン語に及ぶ〔Takenaka, p. 573.〕。本書は Roger Daniels 編集の「アジア系アメリカ人の辿った軌跡( "The Asian American Experience" )」叢書の一冊である〔Lesser, p. 535. 〕。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の Takeyuki (Gaku) Tsuda の本書のレビュー(2004)によると、「現時点でラテンアメリカにおける日本人ディアスポラに関する最も包括的な概説書」であるという〔Tsuda, p. 161.〕。同様に本書をレビューしたブリンマール大学の Ayumi Takenaka は、「それぞれ相異なるラテンアメリカ諸国への日本人移民を包括的に捉えようとした最初の試み」と書いた〔Takenaka, p. 574.〕。
エモリー大学の Jeffrey Lesser は、本書がカリブ海諸国とラテンアメリカの研究者、アメリカ合衆国のエスニック・スタディーズの研究者双方にとって、有益な本であると評した〔Lesser, p. 535. 〕。 Lesser によると、その理由は、前者、カリブ海諸国とラテンアメリカの研究者にとっては、彼らが「人種エスニシティを、伝統的に単なる黒人白人の問題として取り扱ってきた」からであり、後者、アメリカ合衆国の研究者にとっては、「ディアスポラ的経験がアメリカ合衆国だけに限定されるものではない理由を本書の注意深く実証的な研究から明らかになる」からである〔Lesser, p. 535. 〕。' )は、2004年イリノイ大学出版部から出版された研究書である。著者は Daniel M. Masterson 。また、 Sayaka Funada-Classen が日本語に関連する研究補助として執筆に参加している〔Takenaka, p. 573.〕。本書は、ラテンアメリカにおける規模の大きい日本人集団、及び、他のあまりよく知られていない日本人ディアスポラのすべてについて論じている〔Tsuda, p. 161.〕。国別にみると、アルゼンチンボリビアブラジルチリコロンビアパラグアイペルーウルグアイキューバドミニカ共和国メキシコにおける日本人日系人について論じる〔Moore, p. 630.〕。
本書の大部分がこれらの日本人グループの辿った歴史について書かれており、また、2004年時点の日本人コミュニティの現状についての情報も与えられている〔Tsuda, p. 161.〕。 本書の記載は一次資料オーラルヒストリー、二次資料に基づく〔Lesser, p. 535. 〕。 さらに、著者 Masterson による公文書の研究、関係者へのインタビューもある。公文書のほとんどはアメリカ、メキシコ、ペルーのものである〔Moore, p. 630.〕。資料の記載言語は英語、日本語、ポルトガル語、スペイン語に及ぶ〔Takenaka, p. 573.〕。本書は Roger Daniels 編集の「アジア系アメリカ人の辿った軌跡( "The Asian American Experience" )」叢書の一冊である〔Lesser, p. 535. 〕。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の Takeyuki (Gaku) Tsuda の本書のレビュー(2004)によると、「現時点でラテンアメリカにおける日本人ディアスポラに関する最も包括的な概説書」であるという〔Tsuda, p. 161.〕。同様に本書をレビューしたブリンマール大学の Ayumi Takenaka は、「それぞれ相異なるラテンアメリカ諸国への日本人移民を包括的に捉えようとした最初の試み」と書いた〔Takenaka, p. 574.〕。
エモリー大学の Jeffrey Lesser は、本書がカリブ海諸国とラテンアメリカの研究者、アメリカ合衆国のエスニック・スタディーズの研究者双方にとって、有益な本であると評した〔Lesser, p. 535. 〕。 Lesser によると、その理由は、前者、カリブ海諸国とラテンアメリカの研究者にとっては、彼らが「人種エスニシティを、伝統的に単なる黒人白人の問題として取り扱ってきた」からであり、後者、アメリカ合衆国の研究者にとっては、「ディアスポラ的経験がアメリカ合衆国だけに限定されるものではない理由を本書の注意深く実証的な研究から明らかになる」からである〔Lesser, p. 535. 〕。
== 全体構成 ==
''The Japanese in Latin America'' は、時系列で説明する体裁を取っており〔Takenaka, p. 573.〕、時代ごとに区切った章立てである。各章は、20世紀初頭、第二次世界大戦から1949年まで、1950年以降に分かれる〔Moore, p. 630.〕。また、地理的区分にもわけて、各国ごとの各時代の説明をしている〔Takenaka, p. 573.〕。カリフォルニア大学サンディエゴ校の Stephanie C. Moore は、本書が「(各国の日本人ディアスポラの)比較分析よりも歴史的な調査である」と指摘し、そのために本書が「幅広いトピックにわたって掘り下げることが可能になった」と評した〔Moore, p. 630.〕。 Takenaka は、本書が「非常に多くの記述がある」一方、「出来事がどのように起き、またそれはなぜなのかということについての分析は少ない」点を指摘する〔Takenaka, p. 573.〕。また、 Moore は、「著者が依拠した文献にむらがあるため」各国ごとにトピックの掘り下げの深度が異なる点を指摘した〔Moore, p. 630.〕。
本書は、日本人がどのようにラテンアメリカに移民し、また、どのようにして移民先の国に適応したかについて論じる。また、彼らの子孫たちの人生を時系列に沿って語る〔Takenaka, p. 573.〕。また、1980年代後半から、居住国で見つかる仕事よりも高い賃金の単純労働をするために日本へ移動した日系人についても解説を加える〔Takenaka, p. 573.〕。
Takenaka によると、そのような仕事については「本書全体を通して、特にペルーにおける事情の説明が他国のものより詳細である」〔Takenaka, p. 574.〕 Lesser によれば、著者 Masterson の研究動機に鑑みると、ペルーに焦点の多くが当たっていることについては「不思議ではない」という〔Lesser, p. 535. 〕。 Lesser は、ペルーに焦点を当てたことは「賢い選択」だったと論じる。その理由の一つは、日系ペルー人に関する研究は、日系ブラジル人に関するものよりもずっと量が少ないからである〔Lesser, p. 535. 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラテンアメリカの日本人」の詳細全文を読む




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