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ラトヴィアン・ギャンビット (Latvian Gambit) は、チェスのオープニングの1つ。ラトヴィア共和国の有力プレーヤーが研究したことから「ラトヴィアン・ギャンビット」と名づけられた〔『定跡と戦い方』、22頁。〕。イギリスやアメリカ合衆国では「グレコ・カウンター・ギャンビット」と呼ばれている〔。右図は、その基本形となっている〔『定跡と戦い方』、20頁。〕。基本形までの手順は1. e4 e5 2.Nf3 f5である〔。黒の2手目の2.… f5は余程攻撃の好きな人でなければ指せない手で〔、今日では滅多に指されないオープニングであるといえる〔。ただ攻撃の研究をする人にとっては面白いオープニングであるといえる〔。 == 主な変化 == 3.Nxe5 Qf6 4.Nc4 fe 5.Nc3 Qg6 6.d3 Bb4 7.Bb2 Bxc3 8.Bxc3 d5 9.Ne5 h6 10.de Qxe4+〔『定跡と戦い方』、21-22頁。〕 この手順は1944年に指されたスミスロフ(白)対カムショフ(黒)のゲームのものである〔。11手目以降は11.Be2 Nf6 12.0-0 c6 13.Bh5+! Kf8 14.Re1 Qh4 15.Bg6! Na6 16.Qe2 Bh3 17.Nf3!と進行し〔、黒のカムショフが投了した〔。黒はチェックメイトから逃れるにはクイーンを捨てるしかない〔。 4.d4 d6 5.Nc4 fe 6.Be2と指す変化もある〔。この変化は黒が6手目にどんな手をさしても白が7手目にキャスリング出来るので白が有利〔。 黒の5手目では他に5.… Ne7や5.… Qe6と指す手もある〔。 黒の6手目で6.… edと指すのは7.Bxd3 Qxg2 8.Qh5+ Kd8 9.Be4となり白が指しやすい〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラトヴィアン・ギャンビット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Latvian Gambit 」があります。 スポンサード リンク
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