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ロンゴロンゴ (, ) は、イースター島で19世紀に発見された、文字あるいは原文字とも見られる記号の体系。現在も解読されていない。ロンゴロンゴが言語を書き表した「文字」であることが証明されれば、人類史上において数少ない、独自に発達した文字体系の一つであることになる。 == 概要 == ロンゴロンゴの記された24の木片 (文字板) が19世紀後半に収集されたが、風雨による損傷や、破損、焼失部分のあるものも多かった。これらは現在、世界各地の博物館に分散しており、イースター島に残っているものはない。〔木製のレプリカがイースター島の主都ハンガ・ロアのゼバスティアン・エングレルト神父人類学博物館 に所蔵されている。〕ロンゴロンゴの記された木板は流木など、大きさ、形状が様々なもので、中にはイースター島の首長の杖や、古くから伝わる鳥人信仰に基づいた伝統儀式(ある種の競技)における勝者(tangata manu = 「タンガタ・マヌ」、鳥人と呼ばれる)の小像、伝統的な女性用の三日月形の装飾品「レイミロ」(reimiro)に記されているものもある。また、ロンゴロンゴの短文を含んでいると思われるペトログリフも見つかっている。口伝による伝承では、少数のエリートのみがロンゴロンゴを使用することができ、これらの文字板は神聖なものであると言われている。 別の見解として、元々文字は存在せず島民は口承で知識を語り継いでおり、布教目的で島に居住したカトリック宣教師が1864年に言及するまでロンゴロンゴの文字板の存在を立証するものは無く、現存する全てがヨーロッパ人接触後に作成されたものである可能性がある。この事から文字の存在を執拗に問いただすカトリック司教の不平を満たすために島の住民が意に沿うように報酬目的で自作したと思しき品がある事に加え〔ジャン=フランソワ・シャンポリオンがロゼッタストーンの解読とヒエログリフの解析で快挙を成し、一大センセーションを巻き起こしたのが1822年〕、奴隷狩りと疫病で知識を口承する者が死に絶えた不安からヨーロッパ人に接触した事により文字(らしきもの)という概念が即席ながら作られたとする見解が存在する。 ロンゴロンゴは行ごとに絵文字の書かれる方向が変わる、いわゆる牛耕式で記されている。文字板によっては、行が浅い溝状に彫られており、絵文字がその中に刻まれているものもある。各絵文字は、人間や動物、植物、加工品、幾何学模様等の特徴的な外見を持っている。 や のような人間型や動物型の絵文字には、頭部にこぶが描かれているものがある。これらのこぶは、おそらく耳や目を描いたものとみられ、これもロンゴロンゴの特徴の一つである。 個々のテキストは、「文字板 C」のようにアルファベットの大文字1文字の識別符号、もしくは「ママリ文字板」のような通称で呼ばれる。通称は、「櫂」、「かぎ煙草入れ」のように文字板の形状の特徴や、「サンティアゴ小文字板」、「サンティアゴ杖」のように所蔵場所に因んで付けられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロンゴロンゴ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rongorongo 」があります。 スポンサード リンク
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