|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ラメ : [らめ] 1. (fr:) (n) lame 2. (fr:) (n) lame ・ 島 : [しま] 【名詞】 1. island ・ 虐殺 : [ぎゃくさつ] 1. (n,vs) atrocity 2. massive killing ・ 殺 : [さつ] 【名詞】 1. kill 2. murder 3. butcher 4. slice off 5. split 6. diminish 7. reduce 8. spoil ・ 事 : [こと] 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience ・ 事件 : [じけん] 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal ・ 件 : [くだん, けん] 【名詞】 1. matter 2. case 3. item
ラメイ島虐殺事件(-とうぎゃくさつじけん)とは、1633年から1636年にかけて、オランダの支配下にあった台湾近くのラメイ島で発生した原住民の反オランダ抗争とその報復として行われたオランダ側による住民の虐殺及び強制連行事件(ただし、小規模かつ最終的なものは1640年に行われている)。 ラメイ島は現在の屏東県琉球郷に属する琉球嶼のことで、生き残りが全て奴隷として連行されてしまったために同島は一時無人となった。現在の住民のほとんどは台湾が清の支配下に置かれて以後に中国大陸などから移民してきた中国系住民(漢民族)が占めている。現地では「烏鬼番」と呼ばれる原住民が泉州からの移民(すなわち漢民族)に皆殺しにされたという「烏鬼伝説」が伝えられているが、史実ではない(ただし、オランダ軍の中に台湾本土の原住民や漢民族も含まれていた)。 本項目では、注記が無い限りは「原住民」は元々ラメイ島(琉球嶼)に住んでいた人々、島民は彼らを含めて歴史的にこの島に居住してきた人々を指すものとする。 == 概要 == === 前史 === 台湾に最初にキリスト教を広めたとされるジョージアス・カンディディウスが当時の台湾行政長官ピーテル・ヌイツに充てた書簡(1628年12月27日付)によれば、フォルモサ(台湾)から約3マイル離れた場所に現地人がトゥギン(Tugin)と呼ぶ一小島がある。この島の別名は、ラメイ(Lamay)もしくはランベイ(Lambay)とも呼ばれているが、ヨーロッパ人はガウテン・レーウ(Gouden Leeuw)と呼んだ。これはかつてこの島に漂着して補給を求めて船長らが上陸したところ、現地の島民(原住民)に全乗員を殺害された船の名であるという。ただし、この船に関する記録はジョージアス・カンディディウスの書簡以前には見られず詳細は不明である。ただ、第二次侵攻時に捕えられた現地の首領らから数年前に船が座礁して生き残って島に漂着した船員と住民の間でトラブルが発生して船員が殺害されたという証言を得ていること(『ゼーランディア城日誌』1636年5月1-4日条)や侵攻決定の際に「様々な問題」があったとしていることから、少なくても1633年の段階で、台湾のオランダ人とラメイ島の原住民の間にいくつかのトラブルが存在し、それがラメイ島攻撃の理由となったと考えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラメイ島虐殺事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|