翻訳と辞書
Words near each other
・ ランチア デルタ S4
・ ランチアラリー
・ ランチアラリー (タミヤ)
・ ランチア・037ラリー
・ ランチア・D50
・ ランチア・LC1
・ ランチア・LC2
・ ランチア・Y10
・ ランチア・アウレリア
・ ランチア・アプリリア
ランチア・イプシロン
・ ランチア・カッパ
・ ランチア・ガンマ
・ ランチア・ストラトス
・ ランチア・ゼータ
・ ランチア・テシス
・ ランチア・テーシス
・ ランチア・テージス
・ ランチア・テーマ
・ ランチア・ディアロゴス


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ランチア・イプシロン : ミニ英和和英辞書
ランチア・イプシロン[らん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ランチア・イプシロン : ウィキペディア日本語版
ランチア・イプシロン[らん]
イプシロン(''Ypsilon'' 、以前は''Y'' )は、イタリアの自動車製造会社ランチアが製造した乗用車である。ランチアはフィアットグループの高級車部門を担っており、そのプレミアム・コンパクトカーと位置づけられるのがイプシロンである。
== 初代(Y、1994年-2002年) ==

Yと書いて日本ではイプシロンと発音する。ランチアは伝統的にギリシャ文字を多く車名に使ってきたが、これもまた伝統に則ったものと言える。
アウトビアンキ/ランチア・Y10に代わるスモールモデルとして1994年にデビューした。途中バンパーやサイドモールの形状が変わるなど大幅な変更を経て2002年に2代目が出るまで製造された。
ボディデザインを担当したのはピニンファリーナ出身でこの時期ランチアのチェントロスティーレ(デザインセンター)を率いていたエンリコ・フミアである。フィアット・プントのプラットフォームを短縮して使用したボディは、アプリリアなど伝統的ランチアのエッセンスを巧みに生かしつつ極めて現代的で冒険的なスタイリングであった。またフミアによる初期のスケッチからほとんど変わらないデザインで量産化されたことも近年では特筆に値する。
インテリアデザインは、アメリカ出身のデザイナー、グレッグ・ブリューが手がけたものである。メーターやインジケーター類をダッシュボードのセンターに持ってくるいわゆるセンターメーターなど奇抜な所が目につくが、その恩恵で運転席まわりの物入れが増えるなど清新なアイデアとセンスに溢れるものであった。
最大のセールスポイントはそのスタイリングと12色の標準カラーに100色まで及ぶオプションカラーで構成される“カレイドス”と呼ばれるカラーバリエーションであった。インテリアのアルカンターラ(人工スウェード)や本革のトリム/カラーと合わせて、膨大な選択肢から自分好みのイプシロンを選ぶことができ、さらにカレイドスから好みの色を選ぶと、注文から2週間以内に実車と同じ色に塗りあげたテッセラと呼ばれるレリーフがお客の手元に届き、選んだ色の具合をじっくり確認できるというユニークな販売方法を採っていた。
デビュー早々から大ヒットを収め、イタリアンデザインの健在振りを世界にアピールした。
ランチアがイプシロンで提案したコンパクトカーの新たな商品価値は、ヴィッツマーチなどに代表される日本のコンパクトカーにも大きな影響を与えた。具体的には外装色のカラーバリエーションが多く用意されるようになったり、デザインコンシャスな嗜好を強く打ち出すなど、「経済性かホットハッチ」の2軸で評価されがちであったコンパクトカーに、新たな方向性を示したと言える。
横置きで前輪を駆動するエンジンはフィアットお得意の直列4気筒ファイアユニットで、1.1リットルSOHC、1.2リットルSOHC、1.4リットルSOHC(12バルブ)を搭載していた。1.2リットル・シングルカム版ではCVTや6速MTも選択できた。後にスポーツグレード「エレファンティーノ・ロッソ」がラインナップに加わるとともに、1996年には1.2リットルのDOHC16バルブが追加されている。それに伴いラグジュアリーグレードであった「LX」のエンジンも1.4リットルからDOHC16バルブに変更された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランチア・イプシロン」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.