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ランチア・デルタS4 : ミニ英和和英辞書
ランチア・デルタS4[らんちあでるたえす4]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ランチア・デルタS4 : ウィキペディア日本語版
ランチア・デルタS4[らんちあでるたえす4]

デルタS4(''Delta S4'' )は、イタリアの自動車会社ランチア世界ラリー選手権(WRC)に参戦するために製造した車である。
== 概要 ==
型式名はZLA038ARO。
デルタの名を持つが、シャーシは量販車のデルタと異なる専用設計である〔ちなみに1985年までグループBに参戦した037ラリーは、コクピット周りのモノコックを量販車から流用し、前後にスペースフレームのシャーシを追加したもの。〕。また型式名にランチアの800番台、フィアットの100番台でもないアバルトの開発コードSE038をそのまま使っていることも、ラリー専用車両であることを表している〔ただし「12ヶ月間で200台生産。ただし競技用の車両20台も含めていい。」なるグループBの出場資格のため市販車両(ストラダーレ)が製作された。〕。
エンジンは、フィアット製1,759ccの直列4気筒DOHCツインチャージドエンジン。これをリアミッドシップに縦置きした。過給機はターボチャージャーに加え低回転域ではスーパーチャージャーを使うツインチャージャーを採用している。このエンジンは最高出力456ps/8,000rpm、最大トルク46kgf·m/5,000rpmを発生し、1986年最終戦アクロポリスラリーでは600psを超えていた。パワーウエイトレシオは2kg/psを切り、そのパワーで890kgの軽量な車体を加速させた。ただしこの過剰なパワーがピーキーな挙動を生み、乗り手を選ぶ車ともなった。
駆動方式は、1985年当時では最新と言える、ビスカスカップリングによるフルタイム4WDを採用している。また初期のエボリューションモデルには、デフロックのためのレバーがある。しかし、グループB車両に対しての出力規制が甘かったため生まれたこのハイパワーモデルは、結果的に扱いの難しさからドライバーやコドライバーだけでなく、観客をも巻き込んだ死亡事故を誘発させた側面も持つ。

File:Lancia Delta S4 001.JPG|S4 ストラダーレ
File:Lancia_Delta_S4_Stradale.JPG|S4 ストラダーレ
File:Lancia Delta S4 004.JPG|S4 ストラダーレ (リア)
File:Lancia Delta S4 011.JPG|S4 ストラダーレ (リアセクション)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランチア・デルタS4」の詳細全文を読む




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