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ランチェスター装甲車 : ミニ英和和英辞書
ランチェスター装甲車[らんちぇすたーそうこうしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
装甲 : [そうこう]
  armoured 
装甲車 : [そうこうしゃ]
 【名詞】 1. armoured vehicle 2. armored vehicle
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

ランチェスター装甲車 : ウィキペディア日本語版
ランチェスター装甲車[らんちぇすたーそうこうしゃ]

ランチェスター装甲車は、1920年代後半から1930年代初期にかけ、限られた数が生産されたイギリス装甲車である。この車輛は国防義勇軍と植民地軍部隊に配備され、1940年代初期まで軍務に就き、マレー作戦に参加した。本車は初期の4輪駆動型と区別するために、しばしばランチェスター6輪装甲車と呼ばれる。
== 生産の経緯 ==
1927年7月19日、ランチェスター・モーター・カンパニーは6輪装甲車の契約を与えられた。1928年3月までに、2輌の試作型であるD1E1D1E2が生産された。これは兵装と砲塔の形状が異なっていた。D1E2は車輛後部に追加の操縦装置が設けられていた。検査の後に これらの車体は重量級の車輛として十分強靭でなく、また縦走するにも十分強くないことが判明した。22輌に改良されたシャーシが装着され、他にも変更が命じられた。これらはマークIとマークII(指揮車輛型)と命名された。1932年には15輌以上の発注が出された。2輌が教育用のD1E3D1E4であり、残余はマークIIマークIIA(指揮車輛型)であった。
ランチェスター装甲車には特注の6輪(4輪駆動)のシャーシが装備された。装甲車体はロールスロイス装甲車と同様で、その前方部分は機関室となり、残りのスペースは戦闘室で占められていた。装甲部分の背後、車輛の後方部分は装備を搭載するために用いられた。戦闘室の天井に二人乗りの銃塔が据えられ、12.7mmおよび7.7mmヴィッカース機関銃が並列に銃架へ装備された。この銃塔には司令塔があり、独自に回転させることができた。追加の7.7mmヴィッカース機関銃は戦闘室の前面に配置された。指揮車輌では、車体前方機銃はウィップ・タイプのアンテナがついたNo.9無線機に置き換えられ、機関銃手は無線手になった。
ランチェスター装甲車は良好な縦走能力を持ち、信頼性があり、保守整備が簡単だったが、本車が当初構想された偵察任務に用いるには大きく重過ぎて、鈍重だった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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